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弐拾玖 ページ30

……………… ん??


















おかしいな、…… 確かに呼ばれた気がしたんだが












何処にも義勇がいないじゃねぇか。














……………… 何だ、この包帯。






何でこんなもんが巻きついてやがる、邪魔くせぇ。










邪魔な包帯を解くと、そこには大量の血が滲んでいた。






……………… おかしいな、こんな怪我を熾勇がしたのなら、その時点で俺と入れ替わるはずだ。













それが、熾勇の【命に関わる】ものだったら。














……………… 掌にも包帯。これは、虚無の発動に使ったのか。










何が何だか分かりゃしねぇ。一体どうなってやがる。













俺は、【怪我があった】であろう首筋に触れる。



















……………… 成程、そういう事か。








熾勇の奴、相変わらず【鬼】と仲がいいらしいな。











首を食わせるということは童磨か無惨だろう。













全く、世話の焼ける子だ。













何か義勇に対して不満が募ったんだろう。












そんで拗ねて外に出たら知ってる鬼に出会したって理由だ。





































………… もしかして、何か意図があって、熾勇が呼んだ、のか?










いや、熾勇は俺の存在に気が付いていないはず……














そもそも、俺達の間に記憶の共有は無い。
















だから、まず熾勇が俺のことを認識していること自体が有り得ない話なんだ。








俺の、考えすぎか…………























………… ほうけて考え事をしていたが、ここは蝶屋敷、だよな?














拙いな。早い所退散した方が良さそうだ。








俺は鬼殺隊じゃない赤の他人だしな。













俺の面を知っているやつはそうそう居ないだろうが、もしも不審者扱いでややこしいことになるのは避けたいところだ。









とにかく、一旦離れて冨岡邸に戻ろうかな。

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作者名:アルビリオン | 作成日時:2020年4月17日 10時

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