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拾参 ページ14

次に目を覚ますと、義勇達と共に冨岡邸の前で倒れていた。







俺はすぐさま人数を確認する。





……………… よし、なんとか全員連れてこられたか。



重量オーバーで部屋までは連れて行けなかったがな。






義焔「お前ら、起きろ。話の続きをしてやる。」




そうして目覚めた義勇達と共に邸宅内へと歩いた。










取り敢えず広間で茶を出しながら、先程の続きを話始める。




義焔「…… さて、何処からだっけな。




嗚呼、もう一人の自分を作り出したって所か。


そいつは熾勇って言ってな。俺の記憶の一部しか引き継げなくてな。





義勇の事しか覚えないらしい。


それと、俺と熾勇は同じ体を使っているが魂の性質は違う。


だから、無惨にもバレたりしないのさ。




さて、全てを理解する必要性はないが、ある程度俺が敵ではないことはわかったかな?」







そう問掛けると、日輪の耳飾りを附けた小僧も金髪の小僧もかなり頭を抱えていた。



義勇に関しては未だに俺が鬼となってしまったことを信じたくない様子だった。





すると、いきなり猪頭の小僧は叫び声を上げ、立ち上がった。




伊之助「くそぉっ!全然分かんねぇぞ!!



とにかく、お前は俺たちに何もしねぇってことでいいんだろ!?」



義焔「そうだな。要約するとそういう事だ。


お前らも、ソレで納得しろ。」




全員の頭をわしゃわしゃと撫でてやると、少しの溜息をして納得してくれたようだった。



その後、警戒心を解いてくれた小僧達は名を教えてくれた。




炭治郎「………… そう言えば、どうして匂いが変わってんですか?」



義焔「あー、血鬼術の説明か。



俺は色んな血鬼術を使うんだが、常時発動しているのは【虚無】と言ってな。


簡単に言うと、皆が等しく成るんだ。鬼は人間と同じになり、特異体質を持つ人間はその能力を喪う。

特異体質ってのは、【呼吸】とかだな。」




その瞬間我妻は突然立ち上がる。



善逸「そっ、それって、今の俺達すげぇ無力じゃん!?ヤバいよ!今襲われたら確実に死んじゃうよぉ!!」



そう言いながら思い切り竈門に抱き着く。




義焔「そんな誰彼構わず発動するもんじゃない。


基本的には俺自身にしかかけてないから安心しろ。」

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作者名:アルビリオン | 作成日時:2020年4月17日 10時

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