今日こそ！

すきやき？ ページ8

ク「よぉ、行けそうか？」

『クリントさん！

はい、わざわざありがとうございます』

ク「なんか、雰囲気がいつもと違うな」

『え？あぁ！！

ナターシャがメイクとヘアセットしてくれて
変、、、ですか？』

ク「いや、似合ってる

でも、いつもの自然な感じが俺は好きかな」

『す！！、、、ありがとう、ございます』

ク「照れんなよ、このくらいで

ほら行くぞ、近くだから歩こう」

『はい！』






ク「今日は忙しかったか？」

『あんまりです笑
でも、良いことですよね！』

ク「そうだな、そういえば何で医者になろうと思ったんだ？」

『人を助けたくて、なんてありきたりですね』

ク「いや、そういう動機ってのは大事だ」

『私の父は、S.H.I.E.L.D.のエージェントだったんらしいんですけど
仕事中に、撃たれて亡くなったんです

小さい頃だったからあんまり覚えてなくて
寂しいとかそういうのはあんまり無いですけど

医師になって少しした頃に、勤めていた病院に長官が来たんです』

ク「長官が、わざわざ？」

『はい、なんでも

たまたまその時救急搬送された身元不明の方が
S.H.I.E.L.D.のエージェントだったらしくて

担当していたのが私で
それで』

ク「引き抜かれたのか、まてよ、それって」

『はい！ナターシャです！

運命って不思議ですよね！





クリントさん？』

ク「あ、あぁ、そうだな

着いたぞ、ここだ」

『すき焼きって良いですよね！

日本食大好きです！』

ク「お前の母親はアメリカ人だろ？

父親が日本人だったのか？」

『はい！母はアメリカ人だけど
家では日本食も出ますよ！

今でも父のことを愛してるらしいです
素敵ですよね』

ク「そうだな、日本食が好きでよかった

いきなり、すき焼きって言っちまったから
苦手だったら」

『全然！そんな！

クリントさんが、せっかく誘ってくれたのに
断るわけ』

ク「なんだ？

好きなのは、すき焼きか？俺か？





そんな顔すんなよ、ほら、入るぞ」





『は、はい！！』

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