顔は同じで中身は真逆 another story (ページ3)

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取材 2 ページ3

取「えー、それではよろしくお願いします」

『はい、よろしくお願いいたします』

取「まずは、お二人の馴れ初めを」

その後、馴れ初めや好きな所などを話し
取材は順調に進んでいった

取「いやぁ、それにしても
正直びっくりしましたよ！

まさか、日野財閥のご令嬢が
一般の方と、しかもこのような」

『このような、なんですか？』

取「あー、いやその

世間では御曹司ボーイズの誰かなんじゃないかって
噂が飛び交ってましたから、、

二階堂陸さんなんかは、特に親密だったとか！

最近、二階堂さんと福原堂さんの
婚約破棄が報道されて話題にもなりましたが
何か、ご関係があったりしますか？」

『お二人は、今でもとても仲の良いご友人です
婚約破棄については、私がお答えすることでは

ですが、一つ言えるのは
お互いが、お互いの幸せを尊重しあい
その結果になったのだと、伺っております』

取「そうですかー

でも、本当に意外ですよね！
たしか相良さんの通われている高校は
ツッパリしかいないんじゃ無かったですか？」

『っ！！！』

猛の過去についての質問は
お父様が禁止にしたはず

質問リストからも外れてたのに

どうしよう

猛「その通りです」

『っ！！猛、なんで！』

取「そうですよね！！

今日一日、撮影や取材の最中も
ずっと丁寧で紳士的だったので

相良さんもツッパリなんですか？
やっぱり、その銀髪もツッパリだからですか？」

『あの、そういう質問は』

猛「はい、そうですよ

この銀髪は言わば、俺のトレードマークですね」

『、、、猛』

猛「確かに俺はツッパリでした

でした、というのは
もうすぐ学校を卒業し
ツッパリも卒業するからです」

取「へぇー！

じゃあ、卒業したらどうするんですか？
やっぱりツッパリ定番の的屋とか！

でも、日野財閥のご令嬢とお付き合いしてるなら
そうもいかないですよねー！」

『あの、いい加減に！』

猛「A、大丈夫だから、任せて」