過去と責任 ページ8
昔、まだ陸や椿達が幼かった頃の事だ
ある日陸と大雅は、二人で納屋で遊んでいた
二人は普段食べられないインスタントラーメンを
こっそり作ろうとして
その際に付けた火が引火し
納屋全体が炎に包まれてしまった
〜実はその火事の原因は
大雅の投げたマッチによるものだった〜
大雅は、それに気付いていたが
誰にも、話す勇気が出なかったのだ
二人は何とか納屋から出られたが
様子を見にきた椿の上に
炎の付いた木材が倒れてきた
椿にも、庇おうとした陸にも
肩に火傷が残ってしまった
陸は、その責任を取るために
椿との婚約を決めたのだ
幼かった大雅は、恐怖で足がすくみ
椿を助けることが出来なかった
足を踏み出す勇気が、出なかったのだ
何不自由なく過ごしてきた御曹司だから？
いや違う
同じように過ごしてきた陸は
勇気を持って一歩踏み出せたのだから
今日、大雅は勇気を持って踏み出す
椿に、陸に
自分たちの過去に
ケリをつけるために
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ゆゆり(プロフ) - 良ちゃんさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえるなんて、凄く嬉しいです^_^ (2019年8月14日 8時) (
レス) id: 808207751d (このIDを非表示/違反報告)
良ちゃん(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読み終わってしまいました！ (2019年8月14日 7時) (レス) id: 2652916fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆり(プロフ) - セシルンさん» 短編いいですね！コメントありがとうございます！！ (2019年6月26日 17時) (レス) id: db8e67a3ae (このIDを非表示/違反報告)
セシルン(プロフ) - こんにちは！この小説が終わったら続きの物語の短編とか作ってみて欲しいです！ (2019年6月26日 17時) (レス) id: 9d54d83454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆり | 作成日時：2019年6月25日 17時
