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事情をオッパに話すと、送ってくれることになった
「あいつなんて？」
『何も返信ない。既読もつかない』
スンチョルさんとにトーク画面を何度も確認する
A今向かってるよ
10分ほど前に送った私のメッセージが最後
しばらくして、ようやく目的地に着いた
「はやく行ってこい」
『うん。ありがとうオッパ』
急いで車から降り、白い砂浜の上を走る
前息抜きに来ると言っていた海
ここにいる気がした
空にはもう月が出て暗く、良く見えない
どこにいるんだろう
ぐるぐると辺りを見回すと、人影を見つけた
『スンチョルさん！』
名前を呼ぶとこちらを振り向く
早く動かしていた足を止め彼に近づく
SC「本当に来てくれた」
そうやって言う顔はどこか苦しそうで、
このまま消えてしまいそうで、
思わず手を掴んだ
この寒い中ずっとここにいたと分かるほどの冷たい手
『帰ろう』
私は彼の手を引いて、オッパのいるところに2人で戻った
「見つかったか」
『うん。家まで行って欲しい』
私たちの会話に入ることもなく、ただ無言でいる彼
車内は私の家に着くまで重い空気が流れていた
「着いたぞ」
『ありがとう、行こうスンチョルさん』
家の駐車場に着き、心配そうに私たちを見るオッパに目配せをして別れる
エレベーターで上に上がり、家の鍵を開ける
『中どうぞ』
SC「お邪魔します」
リビングに入って座ってもらい、温かい紅茶を淹れる
『気にいるといいんだけど』
SC「ありがとう」
コップを渡して私も座る
紅茶を混ぜるスプーンの音、時計の音だけが聞こえる
ゆっくりと口を開く
『休む時は誰にでも必要だと思うし』
『無理して話す必要はないけど、何か話したいことある？』
スプーンを回していた手を止めた彼は少しして口を開く
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やーが(プロフ) - 完結おめでとうございます！これからの続編も楽しみにしています☺️ (11月1日 1時) (
レス) @page35 id: 9fbd62edcc (このIDを非表示/違反報告)
ayumu(プロフ) - とても好きなお話です！たくさん更新してくださってありがとうございます- ̗̀♡⃛ ̖́- (9月28日 0時) (レス) @page10 id: 3aa1a3bfb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吏 | 作成日時：2023年9月7日 22時
