誕生日 ページ40
年末になるにつれ慌ただしくなる毎日
同じ業界でも似ているよで似ていない仕事はすれ違う訳で、
クリスマス前からスンチョルに会えていない
だけど、31日にやっと会える
31日を言い換えるなら私の誕生日
というのもあって、
早く来ないかなぁなんて思っていたのに、
SCごめん、明日時間変更になって会えない
前日スンチョルからのメッセージに落胆する
変更になったなら仕方ない
よくあることじゃん
なんて、心に言い聞かせる
ファイト！とうさぎのスタンプを送り、画面を消し授賞式が開かれる会場へと向かった
家に帰ってきた時にはもうすでに日を超えていた
久しぶりの大舞台の疲労ですぐに寝てしまい
次に目を覚ますともうお昼過ぎだった
誕生日なのにもう半日過ぎてる
ご飯を食べて、スンチョルの出る番組をテレビで見る
たまに映る彼を見て嬉しいような寂しいような気持ちになる
そして、その番組も終わり新年まであと1時間ほどの時
着信音が鳴った
『スンチョラ』
SC「A、誕生日おめでとう」
『ありがとう』
移動中なのか風の音が画面の奥から聞こえてくる
『今帰ってる途中？』
SC「んーまあそんな感じ」
「もう寝る？」
まだと答えればよかったと安心した声が聞こえる
スンチョルの声を聞いていると、会いたくなってくる
『スンチョラ、』
今日は私の誕生日で、1年の最後の日なんだし
普段言わないようにしてる言葉、言ってみてもいいよね
『会いたい』
SC「うん、俺も」
その時インターホンが鳴って、ドアを開けると
SC「だから来た」
少し息の上がったスンチョルがいる
両手いっぱいの荷物を持つスンチョルの胸に飛び込む
SC「遅くなってごめんな」
「誕生日おめでとう」
”Happy Birthday“と書かれた花束を受け取る
2人でスンチョルが持ってきたケーキを食べる
SC「あーまじでよかった。間に合って」
『大変だったんじゃないの？』
SC「うん、渋滞起きるから走った」
口を尖らせてケーキを頬張るスンチョルに笑いが出た
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やーが(プロフ) - 完結おめでとうございます！これからの続編も楽しみにしています☺️ (11月1日 1時) (
レス) @page35 id: 9fbd62edcc (このIDを非表示/違反報告)
ayumu(プロフ) - とても好きなお話です！たくさん更新してくださってありがとうございます- ̗̀♡⃛ ̖́- (9月28日 0時) (レス) @page10 id: 3aa1a3bfb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吏 | 作成日時：2023年9月7日 22時
