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スンチョルさんに手を引かれたまま、小走りでついていく
掴まれたところに熱が伝わる
『どこ行くの？』
SC「静かなとこ」
非常ドアの後ろにあった階段に私を座らせる
掴んでいた手を離して握るように変えた彼を見上げる
SC「どうだった？」
『凄かった、目が足りなかったよ』
SC「他には？」
なぜか、彼の欲しい言葉がわかる気がする
喉の奥につっかえていた言葉を言う
『かっこよかった』
私の言葉にスンチョルさんは満足したように微笑んだ
SC「トロッコの時俺の名前呼んだよな？」
『えっ』
確かに呼んだけど、小さな声だったから周りの声で絶対聞こえてなかったはずなのに
SC「呼ばれたと思ったんだけど」
『呼んだよ、スンチョルさんって』
SC「やっぱそうか笑」
後ろ見たらいたからなんて話をしていると電話が鳴る
『あ、ごめん』
そう言って繋がっていた手を離しスマホを取り出す
画面には
スンチョルさんにも見せると電話が繋がる
MG「ヒョン！どこ行ったの！」
SG「ヌナを返して！」
JH「クプス戻ってこい笑」
ガヤガヤとした声がたくさん聞こえる
私の手からスマホを取ったスンチョルさんはブチっと通話を切った
SC「あーあいつらほんと」
なんて怒っているスンチョルさんに笑っていると、今度はこちらに飛んできた
私のスマホを手に持ち言われる
SC「
『スンチョルさんの設定だよ』
連絡先を交換した時から変えていない
いや、変え方がわからないから変えれないの方が正しい
SC「そっかそっか。ならいいよ」
なんて言うけど、いいようには見えない
口をとんがらせてるし
『拗ねたの？』
SC「別に」
『変え方がわからなかったんだから、拗ねないでよ』
SC「そうならそう言えばいいだろ」
少し機嫌が治った彼の手を握って、通った道を歩いて楽屋に変える
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やーが(プロフ) - 完結おめでとうございます！これからの続編も楽しみにしています☺️ (11月1日 1時) (
レス) @page35 id: 9fbd62edcc (このIDを非表示/違反報告)
ayumu(プロフ) - とても好きなお話です！たくさん更新してくださってありがとうございます- ̗̀♡⃛ ̖́- (9月28日 0時) (レス) @page10 id: 3aa1a3bfb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吏 | 作成日時：2023年9月7日 22時
