高嶺の。 (ページ7)

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近いもの。ページ7

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すば子「あんたか。Aって」

「･･････うす。そ、そうですけど」

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横子さんと帰った次の日。結局昨日は他愛もない話で駅まで一緒だったわけだが。

一難去ってまた一難。

これまた美少女。

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すば子「ふーん」

「な、なんでひょ、なんでしょうか」

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噛んだ。いや、そこじゃなくて。

なんでこの美少女、スルメイカ持ってんの？

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すば子「横子がな、昨日ずっと電話であんたのこと喋ってたから一目見よう思って」

「はぁ･･････」

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すば子「横子、ちょっと悲しがってたで」

すば子「なんかずっと避けられてたーって」

すば子「嫌いなん？横子のこと」

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「ぇあー、はは。えっと、美人じゃないですか横子さん」

「だからちょっと近づきにくいかなーって思って」

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そんなこと言ったら

なぜか悲しそうな顔をするスルメ美少女。

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すば子「横子、あんたと話したがってるから」

すば子「昨日も楽しかったって言っとったから」

すば子「仲良くしてな」

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急に顔があっつくなった。

間接とはいえそんなことを思われてるとは。

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すば子「私、すば子言うねん。横子によろしくな」

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スルメがじがじ噛みながら去るすば子さん。

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今日は、私から話してみようかな。