彼氏候補【rinu】 (ページ2)

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２　候　補。ページ2

【Side．rinu】

「行ってきまーす」

「行ってらっしゃい！気をつけてね」

お母さんに見送られながら俺は家を出る

今日は高校の入学式

友達できるかな…

．

やばい、迷った

どこここ

体育館を探していた途中、校舎の中で迷ってしまった

体育館は目の前にあるんだが校舎の出口がどこかわかんない

てか体育館館から校長先生のでかい声が聞こえるんだよね

俺終わったじゃん

教室で待っとこ…((

教室の場所は何とか見つけることができ、俺は座席表を確認して椅子に腰を下ろし、机に突っ伏した

どーしよっかなぁ(

そんなことを考えていた時

パタパタと廊下を走る足音が聞こえた

なんだろ

その足音は俺のいる教室に近づいてきた

『あっ、いた！』

俺を見ては教室に入ってくる誰か

『大丈夫？体調悪い？』

「え、あ、いや…迷っちゃって…」

俺がそう言うと

『ここの校舎複雑だからね』と笑われた。

『君新入生だよね？ついておいで！』

そう言って俺の腕を掴んで走り出した

先輩、かな

優しい人だな…