私、７人兄弟の長女です！【stpr】

#にーじゅう ページ21

【jel．side】




「ジェル兄〜」




参観が終わり、るぅちゃんが俺の教室にやってきた





姉ちゃんと兄ちゃんは担任の先生やらに挨拶に行ってるらしい。






「ここで待っとくか」




「そうですねっ！おじゃまします！」





そう言って教室に入ってくるるぅちゃんをクラスメートが見つめる





やっぱるぅちゃんは人気やなぁ





そんなことを考えてた時





「なぁなぁジェルぅ〜お前の姉ちゃん紹介してくれよ〜」





そう言って絡んできたのは江口。





「嫌やわ！なんでお前に紹介しなあかんねんｗ」






「あんな綺麗な姉ちゃん誰だって羨ましいだろ！兄ちゃんもイケメンだし」





「山田もそう思うよなー！！」




江口と山田はそう言って肩を組んだ





「なんなんですかあの人たち…」




「るぅちゃん抑えて！」





今にも裏が出そうなるぅちゃんを止めるのに必死な俺は江口達に構ってる暇はない







「弟さんなら優しいし紹介してくれそうだな〜ｗ」





江口は俺じゃなくるぅちゃんに絡みに行った





「江口、弟に触んな」





せめて弟くらいは守れなあかん





「なになに〜ｗなんでそんな怒ってんの〜？」





そう言って俺の肩に置いた江口の腕を俺は払った






「…お前、ちょっとモテるからって調子こいてんじゃねぇぞ」






江口はそう言って俺に掴みかかった





さすがの山田もやばいと思ったのか止めようとするが江口の力には勝てなかった






廊下では親も見てる






「やめてくださいっ！！」





るぅちゃんも止めようと割り込んでくる





「るぅちゃん！危ないから入ったらあかん！！」






クラスの女子が高い悲鳴をあげた時だった







俺と江口の間に誰かが割り込んできた。

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