【39】 ページ41
『超美味だった…！！』
「そりゃあ良かったな」
美味し過ぎるご飯を食べたせいで機嫌が良い私は左馬刻の腕に自分の腕を組んだ
「あ、コレやるよ」
そう言ってくれたのは碧いサファイアの雫型イヤリング
『綺麗…ありがと』
微笑を浮かべすぐ様両耳に付けた
「似合ってるぜ」
『デショーねっ！』
誇らしげなドヤ顔をするが、左馬刻は私をもう私を見ていない
『どうした？』
私の美声に反応する事も無く、ある一点を見つめている左馬刻
その先は、
美しく妖艶な女性
私は、私の可愛さと美しさに誇りを持ってるから？左馬刻があの女と浮気してても絶対私に引き戻す自信があるけど
過去の
女だったら…？
『ねェ、誰？』
少しだけ嫌気がさして問い掛けると
「ちょっと待っとけや。ぜってぇ動くなよ」
私にそう釘をさし自分は勝手にその女の元に向かった
美少女な彼女は置いてくんですかー？
ナンパされちゃうよー？
着いてっちゃうからねー？
さっきまで居たお店の壁に寄り掛かり左馬刻を待っていると
「失礼オネーサン、碧棺左馬刻の女菅原Aであってるかな？」
金髪に黒のメッシュが入ったイケメンとその取り巻き達が話し掛けてきた
『明らかにヤバそうな人に聞かれて、はいそーです。なんて答えるバカに見える？』
「見える訳じゃないけどね、ちょっとご一緒してくれる？」
『今連れを待ってますので♡また今度』
私が拒絶した瞬間、ハンカチを持った手で口を塞がれた
ハンカチを持った手ってなんか染みててヤバいやつじゃん…
もう、こーゆーのは勘弁してよ…
思考が最後まで至らぬうちに私は意識を失った
左馬刻side
昔
俺と遊ぶだけ遊んで、いつの間にか去って行った女に出会った
目が合った瞬間、走り出す
くっそっ…巫山戯んなっっ…！！
Aに適当に指示をして我武者羅に追い掛け腕を掴む
「テメェ、今更何の用だ」
この街から消えた筈の女
俺の目にはA以外映ってねェが、
こいつとは話を付けたかった
付けねぇと
Aが去っていく気がしてイライラする
「左馬刻…っ！ごめんっ…ごめんっ…許してっ、離して…」
今すぐにでもその細い首を絞め殺したかった
でも、女に手を出す事は出来ねぇ
「もう二度と俺の前に現れんな」
それだけ吐き捨てて強く握る腕を離した
A、お前の微笑むその顔を早く見せろ
安心出来るその笑みを
彼女の居る元へ戻ると
残されたのは
微小の血液と
碧い雫
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麗華(プロフ) - 陸奥奇 ななさん» やばい！分かりみが深すぎます！w一郎か左馬刻の妹とか幸せ過ぎて気絶ですねww嫌な最後の乱数もあの低音はやばかった… (2019年1月27日 7時) (
レス) id: 00a6377c33 (このIDを非表示/違反報告)
陸奥奇 なな(プロフ) - 最後の乱数も良かったですけど、やっぱり左馬刻と一郎の言い合いが最高でした！………私も一郎か左馬刻の妹に産まれたかった………（ですよね！？） (2019年1月26日 22時) (レス) id: 2c60bd0d9e (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - 陸奥奇 ななさん» めっちゃ分かります！！「死ぬほど可愛い」で吹き出した後「目に入れても痛くない」でむせましたw あれは反則ですよね！！ (2019年1月26日 15時) (レス) id: 00a6377c33 (このIDを非表示/違反報告)
陸奥奇 なな(プロフ) - シスコン＆ブラコンの言い合いは、私も笑いました！w 得に、左馬刻の「ねむは死ぬほど可愛い」と、一郎の「目に入れても痛くない」って言うのがとても良かったねすよね！！ (2019年1月26日 15時) (レス) id: 2c60bd0d9e (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - あーたんさん» おおお！！ご意見ありがとうございます！レイ良いですよね…… (2019年1月25日 6時) (レス) id: 00a6377c33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：24suganoya | 作成日時：2019年1月5日 8時
