弐拾伍ノ話 ページ29
勝手な設定ねじこみました
―――
可愛い子(小芭内さん)は、任務を課されたらしく、颯爽と去っていった。
義勇さんは当然のように浴衣を取り出して、私も無一郎も当然のようにそれを見ている……。
この当然って良くないと思うんだ。
『君達私の屋敷通いすぎなんだよ』
冨「誰がだ?」
『貴方と無一郎です』
時「僕もなの?」
『当たり前だよ?』
自覚がないらしい……私の寝室に押し入れから布団を出して敷き、さも当然のように寝だす。
だからその当然が良くないって言ってるんだよ。そして起きろ、まだ十二時だぞ。
無一郎、布団出すのめんどくさいって、私の布団で寝始めてしまった。
叩き起こそうにも、可愛すぎて起こしてあげたくない。
冨「いいのか…?」
『もー…いーや。ふは、義勇さんも寝ます?』
冨「寝ようとも思ったが、Aが寝ないならまだ起きておく」
『じゃあ
冨「…遊戯、か?何のだ?」
『そうですね……心実ト超然…とか』
心実ト超然……子供がやれば楽しめる遊戯。
いい大人…はお勧めしないな…今からやろうとしてるんだけどね、はは。
相手の心実を追求…答えられない場合、課された課題を超然と熟さなければならない。
冨「俺に…聞きたいことがあるのか」
『いえ、私が義勇さんに話すべきことがあるんです…。遊戯で私が勝ったらお話聞いてくれます?』
冨「遊戯せずとも話は聞くが……」
『まぁまぁ、遊戯で決めさせて下さいよ』
義勇さんに、相談を持ちかけたい訳では無い。ただ、流れで話して、軽く流してくれれば。それだけでいい。それだけがいい。
特別神妙に話して、記憶に濃く残したくない。が、聞いて欲しい。何この矛盾。
『じゃー、じゃんけんにしましょう』
冨「わかった」
じゃんけんの合図がかかり、勝利したのは義勇さん。
冨「心実ト超然」
『心実』
冨「俺にしたい質問とはなんだ」
『……超然』
冨「…俺の隣に座れ」
義勇さんと向かい合わせに座っていたが、ぽんぽんと叩かれた布団の上に座り直した。
またじゃんけんをして、今度は私の勝利。
『心実ト超然』
冨「心実」
『……私の師匠は本当に死んだのか、何故死んだのか、義勇さんは…本当に知らないと。信じても?』
冨「……ああ、真実だ。信じてくれ」
横から、抱擁されるようなハグを受ける。
暖かいと同時に…怖い、気がした。
何となくだけど。
義勇さんの勝利、心実ト超然と問われた私は心実に答えた。
“雨の呼吸とは……なんなのか”
『日の呼吸から派生した呼吸…ではないものです』
751人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
冨岡義勇が大好きな人 - すみません。冨岡さんルートの先のストーリーがURLでの移動ができません。これはどうしたらいいのか教えてください。 (2020年3月5日 0時) (レス) id: eedc890ee9 (このIDを非表示/違反報告)
エメラルド・アリス - ぐぁんばれぇぇぇ((おい敬語だろ すいませんでした (2020年2月16日 13時) (レス) id: 8a3a604a3a (このIDを非表示/違反報告)
かりんとうまんじゅう - いつも楽しみに読ませていただいてます!これからも頑張って下さいね! (2020年1月7日 22時) (レス) id: 5b8fccba8f (このIDを非表示/違反報告)
むい。(プロフ) - ムニエルさん» あ、はい。よくやるんですよね全く。ありがとうございます (2020年1月3日 9時) (レス) id: 830124773a (このIDを非表示/違反報告)
ムニエル - す、すいません義勇さんの冨が誤字ってます (2020年1月3日 4時) (レス) id: 12d65f590d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:24suganoya | 作成日時:2019年8月4日 23時