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微熱系男子の記憶 ページ9

中原side

俺の記憶の中に留まり続ける女

決して消えて呉れない其の妖艶で居る姿は、時に俺の思考を閉ざす

何も考えられなく成る迄脳内を掻き回し、離れない


「何で手前が此処に居やがる……」


見間違いな訳が無い。

彼の姿

聞き間違いな訳が無い。

其の美声

“幹部補佐を付ける”首領にそう言われた時、不思議と厭では無く。
通常なら断る其れを受け入れた。

首領室の前に立ち、中に居る人物に対して最大限の殺気を向ける。
既に気付いていたのか、俺の名を呼び吐息を零しながら笑う其奴を見て。


息を呑んだ


潤んだ瞳は闇を抱えて、桜色の艷めく唇は吐息を零し、細い腰は其の身体の妖艶さを際立たせ。
誰もが見蕩れる様な容姿に、誰もが聞き惚れる美声が深く身体に刺さる。

其の艷めく唇が、俺の名を呼ぶ為丈に動くのを見て如何しようも無く身体が火照り脈打つのが分かる


「俺ァ、彼奴に惚れてやがんのか…?」


会って間もない…否、昔愛し、





今も愛している彼奴に





Aと新山は幼馴染だと言っていた、其れに対し俺は過去にAと関わって来た中で新山に会った事は無い

何故か発生する矛盾点が気掛かりだが、そんな事今は如何でも良い。


Aが俺の事を覚えているのか、未だに俺を愛しているのか、其れ丈でも分かれば。









資料室から帰って来たAをソファに呼び、単刀直入に聞く


「手前ェ、俺ん事覚えてるか?」

『………何の事でしょうか』


覚えて居やがるだろうに、何故目を背けるのか

考えが有るのかもしれねぇが、俺は今直ぐにでも此奴を前みたく抱き締めて、深く長く甘い接吻を交わしたい。

もう二度と手離したくは無ェ


「今は未だ良い、今は未だ良いから何れ……。でも、俺は。今、手前ェに触りたい」

『私は、中也さんが好きみたいです』

「其れは、肯定と捉えて良いんだな?」

『好きに捉えて下さい』


承諾と捉えた其の微笑みの浮かぶ頬を撫で、ビクつく身体を見て口角を上げる

頬に手を添え其の儘唇に、重ね合わせる


『…大分優しく成られましたね』

「昔のが良かったかァ?」

『ふふ、如何でしょう』


昔と比べて幾分も色気の増した其の姿を噛み締める

今度は強く唇に噛み付き舌を入れ、絡めさせながら口内を掻き回す


「どうだ、之でも昔と変わらねぇか?」

『ゴホッゴホッ…前言撤回します』

「そりゃあ良かったぜ」


未だ過去の話は良いから、今は手前に触れていれれば其れで良い

冷熱系女子の溜息→←無気力系男子の保護



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柊まふ(プロフ) - 麗華さん» はい! (2019年6月27日 21時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - 柊まふさん» リクエスト有難うございます!3人というのは中也と夢主とオリキャラの3人ですか……? (2019年6月26日 7時) (レス) id: 2c4369ec72 (このIDを非表示/違反報告)
柊まふ(プロフ) - 3人で水族館に行くお話をお願いします(*^^*) (2019年6月25日 23時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:24suganoya | 作成日時:2019年5月28日 0時

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