Hey Girl *B1A4短編集*第3集 (ページ25)

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シヌ*嫉妬系3 ページ25

｢え…?｣

シヌの口からそんな事を聞くなんて想像もしていなかった｡

｢あ…シヌがどうしても諦められないなら…止めた方が良いんじゃないの…?｣

…心が傷んだ｡シヌ…好きな人いたんだ…｡
そりゃ､いてもおかしくはないんだけど…

CN『そ…うか…悪い､変なこと聞いて…じゃ…』

｢あっし､シヌ!?｣

電話は切られてしまった｡

…わからないよ､シヌ｡
私はやっぱり…ただの幼馴染みなの?
そこから進展することのない私とシヌの距離｡
それはとても近すぎて､遠すぎて｡
私はショックだった｡

＊＊＊

JN｢ねぇ､ペアの物とか欲しいよねー｣

｢そうだねっ!!｣

私はジニョンとうぎょるの撮影に勤しんでいた｡
ジニョンは優しいからすぐ慣れない私をフォローしてくれる｡

監督｢カット!!テープ交換するから休憩!!｣

私は近くのベンチに座る｡

JN｢お疲れさま｣

｢ジニョン…ありがと…｣

ジニョンは温かい飲み物をくれた｡

JN｢…シヌと連絡取ってる?｣

｢ううん…あんまり｣

JN｢そう…Aちゃんは僕のこと好き?｣

｢えっ!?///そ､そりゃ仮想夫だもん､す､好きだよ?｣

JN｢そうじゃなくて｡…うぎょる関係なしに｣

ジニョンの質問に戸惑う｡

JN｢…僕はね､Aちゃんの心がここに無い気がしたんだ｡ずっと上の空って言うか…｣

｢あ､ご…ごめんなさい…｣

JN｢あぁいや､怒ってるんじゃなくて…僕より他に好きな人がいるんじゃ無いのかなって｣

……まったく図星｡ジニョンは鋭すぎる｡

JN｢ほら､あそこ――｣

＊＊＊

シヌside

SD｢ジニョンひょん羨ましいな～…僕もうぎょる出たかったな～｣

俺らはまたもやジニョンの撮影を見に来ていた｡
…認めたくないけど､凄くお似合い｡
ジニョンは男の俺からしてもカッコいいし､Aは昔から可愛い｡
そんな二人が並んでしまったら…俺の入る場所なんかないじゃんか｡

GC｢……｣

BR｢チャニ?何で俺をシヌひょんの側に押すの?｣

…Aのジニョンに向ける視線が眩しい｡
幼馴染みのA｡アイドルのA｡
俺の中のAが音を立てて崩れていく｡

あんなAの笑顔､俺は､見たくない―――

俺は撮影の輪を抜けて､店のショウウィンドを見ていた｡

綺麗なペアリングを見つけた｡
…あんなのをAと二人でつけてみたかった｡
いや､俺のガラじゃないか…

｢シヌーっ!!｣

その時､後ろから名前を呼ばれる声がした｡