Hey Girl *B1A4短編集*第3集 (ページ17)

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ジニョン*兄妹ページ17

《つぐみさま*リクエスト》

ジニョンside

A｢嘘ぉお!?占い最下位!!｣

朝御飯を食べながらがっかりする僕の妹A｡

｢まぁ…占いだし｣

A｢だって!!今月はタロット占いで恋が叶うって…あっ!!｣

｢え…恋?｣

A｢ごごご､ごちそうさま!!いってきまーす!!｣

｢ちょ､A…｣

Aは慌てて出ていってしまった｡

恋…かぁ｡そっか…Aももうそんな年か…｡

…実は､僕らは血が繋がっていない｡赤の他人だから､僕は彼女を妹だなんて思えるはずもなく…

こんな気持ちには直ぐに気付いているのに､この関係を壊すのが怖くて､僕は動けないでいる｡

…Aはどんな男の子が好きなんだろう｡

僕の内に秘めたこの想いなら誰にだって負けないのに｡…彼女の目に僕はいない｡ただの兄…｡

ソファーにぐたっと座る｡胸が痛い｡
…完全なる嫉妬ー…はぁ…｡

僕だけを見ててほしいのに｡
僕は一晩中でも思ってるのに｡

その時､Aが帰ってきた｡

A｢携帯忘れたっ!!｣

｢携帯?｣

バタバタと携帯をもって玄関で靴を履くA｡
胸がチクチクと痛む｡

A｢…おっぱ｣

突然声をかけられ焦る｡

A｢…私の好きな人が気になるの?｣

態度にでも出ていたのか､図星をつかれ戸惑う｡

｢え､あっ…その…｣

口ごもる僕を見てAはふふっと笑った｡

A｢私は…おっぱが好きだよ｣

私は…おっぱが好き?

｢え､えっ!?｣

A｢じゃ､いってきます…｣

Aは僕を無視して出掛けようとするので僕は腕をつかみ引き留める｡

｢うそ…ど､どういうこと…?////｣

A｢な…は､恥ずかしいから聞かないでよ!!///おっぱがカッコいいから…っお､お兄ちゃんだなんて思えないんだもん!!好きなの!!それだけ!!/////

僕は我慢できなくてAを抱き寄せた｡

｢う…嬉しい…////その､Aは僕のこと…ただの兄と思ってるって…恋とか聞いて…嫉妬してて…｣

僕と同じことを思っていて嬉しかった｡
僕は気づけばAにキスをしていた｡

意外と占いも当たるのかもしれない｡

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リクエスト有難うございました｡