ファンミ帰りだったのに2

83:女子会 ページ35

ドアを3回ノックする音が聞こえ、


林檎「Aちゃん、準備はどう？
開けてもいいかしら？」


と、林檎ちゃんが外から声をかけてきた。
ナイスタイミング、ちょうどこっちも準備が終わった。


A「はい！大丈夫です！」

林檎「入るわね〜って……Aちゃん！？
ホントにAちゃんなの！？」


部屋に入るなり、詰め寄ってくる林檎ちゃん。


A「いやいや、本物ですよ…」

林檎「どこからどう見てもHAYATOちゃんよ！
Aちゃんってお化粧の才能もあったのね！」


一応謙遜はするが、私も今回の化粧は結構自信がある。アイラインもいい感じに引けた。


林檎「そうそう、HAYATOちゃんイメージの洋服ね。
ベースは今日のトキヤちゃんの服装にしたの。白の大きめのパーカーでHAYATOらしさを出して、下はタイトな黒のパンツにしてみたわ。
たまたまトキヤちゃんと同じパンツがあったのよ〜！」

A「月宮さん、最高です」


なんというシンメ(？)、なんというお揃い。
神は私にこれを着ろと仰っている。

持ってきてもらった服に着替えウィッグを付け、細かいところを修正してもらい完成した。


林檎「あ〜んもう、ホントにかわいい！！
やっぱりアタシの目に狂いは無かったわね！」

A「着替え終わったことですし、早速戻りましょう！！！」


行きよりテンションが数倍に上がった私は、ウッキウキでみんなの元へ戻った。

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