ファンミ帰りだったのに2

82:ートキヤsideー ページ34

仕事を終え寮に戻ると、吉野さん、七海さん、渋谷さん、月宮先生の4人で女子会を開いていた。
何故男性の月宮先生が混ざっているのはわかりませんが…。

そして私たちも混ざることになり思い思いに机の上に置いてある大量の菓子に手をつけた。

もちろん私は練り梅しか食べません。
ポテトチップスやチョコレート菓子なんてもってのほかです。


と、話は早乙女学園時代についてになっていた。

罰ゲームの女装……懐かしいですね。
あれは私的には上手く出来たと思ったのですが、周りからは「古い」と言われてしまいましたね。


林檎「ねえ、Aちゃん。男装興味無い？」


何を言い出すんだこの人は。

思わず練り梅を落としそうになったが、なんとか堪えて彼女の方を見た。

自分たちも一緒に女装されるのではないか。

私を含めST☆RISH全員そう思ったと思う。
しかし予想していた展開とは異なり、吉野さん1人が男装することになった。


A「…あ、皆残っててね！特に春ちゃんと一ノ瀬さんは絶ッッッ対！！！！！」


ホッとしたのもつかの間、去り際に彼女からこう言われた。

特に私と七海さんに残って欲しい…ということは、私と七海さんには絶対見てもらいたいのでしょう。


春歌「Aさんの男装、楽しみですね」

A「…ええ、そうですね」


いつの間にか隣に立っていた彼女は、いつもの花のような笑顔を浮かべていた。

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