ファンミ帰りだったのに2

64:免許証 ページ16

せっかくなので、「友ちゃん」と呼ばせていただくことにした。
そして私も「Aさん」と呼んでもらうことになった。
ひゃっほう！！！！


友ちゃんは次の撮影があるから、とスタジオを先に出ていった。
私たちはプロデューサーさんやスタッフさんたちに一言挨拶をしてからスタジオを出た。


龍也「ーーっとまぁ、大体の説明は終わった。明日から頑張れよ。
そういえば、お前運転免許証持ってるか？」

A「一応持ってます………あった、これです」


財布から運転免許証を取り出し、龍也さんに渡した。珍しそうにしげしげと眺めている。
あまり写真写り良くないから見ないでほしい。


龍也「へぇ…おもしれぇな。少しの間預かってもいいか？新しい免許証作るのに必要なんだ」

A「貸すのは構わないんですけど………それって詐欺ですよね？私車一切乗ってないですけど？」

龍也「…まあな。でも何とかなるだろ」


「なんとかなる」で済んでしまうのが二次元。

みんなは戸籍詐称や詐欺はしてはいけません。
七海の女と約束してね。
ね？？？

その後は、明日出演させていただく番組についてのパンフレットを受け取り、龍也さんの車に乗って帰った。
部屋に着いたらじっくり読まないとな。

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