桜の花が､散る頃に｡

Episode.47 ページ47

心地よい風が､｢春だよ｣と知らせるかの様に､優しく桜の花を揺らす｡

舞い散る桜の花びらに包まれた私はすぅっと深呼吸をした｡

あぁ…気持ちいい風…

私は､高校二年生になる｡
ポッナム学園高等学校､通称さくがく――

JN｢おはよう､Aちゃん｣

｢おはようございますっジニョンおっぱ!｣

この人はジニョンおっぱ｡

私の家の向かい側にあるアパートに住んでいる､さくがくの卒業生で､大学生｡

ジニョンおっぱは生徒会長も務めていた｡

JN｢チャニまだ準備してるみたいなんだけど…｣

｢あ､大丈夫ですよ｡去年もずっとですし…｣

JN｢いつもごめんね､Aちゃん｡じゃ｣

｢はいっ!!｣

そう言いジニョンおっぱは優雅に桜の坂道を登っていく。

私が今待っているのは､ジニョンおっぱの住むアパートに住む私の幼馴染みのチャンシク｡幼稚園の時からずっと一緒｡
私とチャニとジニョンおっぱは､兄と妹や弟のように育った｡

まさか､今年も同じクラスとは…

その幼馴染みと昔からずっと一緒に学校へ行く約束をしているのだが､ざっと十年間程､一度も私より彼が先に来たことはない。

女の子待たせるってどーなのよ！全く…


GC｢遅刻しちゃうーっ!!｣


―――それから､何分がたったのだろうか｡かなりの時間を待った私の前にチャニが現れたのだ。

現れるや否やチャニは私の腕を掴み､

GC｢走るよ!!A!!｣

そう叫び､走り出す｡

｢ねぇ､ちょっとチャニ!!また寝坊した訳?!｣

チャニに腕を掴まれ走りながらも私はチャニにたずねる。

GC｢もーちょいで良いとこだったの!!夢!!｣

｢小学生かッ!!｣

GC｢だってAが夢で僕に迫ってくるから…｣

｢はぁ!?/////｣

GC｢嘘だよん^^｣

チャニは私の手を離し走り出す｡
私は怒りながらチャニを追いかけた｡

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ラッキーB1A4

Baby Good Night

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