Episode.45 SD ページ45
サンドゥルside
僕はバロに色々なものを取られた。
弁当のおかず。
大事な話があるから屋上にきて、という手紙。
…僕はこれを機に、告白しようと考えた。
早くしないとバロにとられてしまう。
僕が屋上に行くとAはバロとキスしていた。
…既にAはバロにとられていた。
会長の座。まさか推薦人がAなんて。
羨ましくて嫉妬して、Aに怒鳴ってしまった。
…全て、バロにとられた。僕はバロに負けた。
悔しくて悲しくてイライラして。
生徒会に立候補しないなんて言ってしまった。
GC「ひょん、何で立候補しないの?」
「…関係ないだろ」
僕は触れてほしくなくてそう突き放した。
GC「…分かった。今みたいにAのことも突き放したんだね。僕には関係ないって。A泣かしたのはひょんだったんだ」
チャニに全て見透かされてしまった。
GC「A泣かせるなんて許せない。ひょんには会長になんかなる資格無かったんだね!!」
「うるさいな!!お前に何がわかるんだよ!!」
GC「ひょんこそ何も分かってない。Aのこと」
チャニは…僕がAのことを好きなのを知っていた。
GC「Aはひょんと口喧嘩したって気にしてて、嫌われたかもとか、色々気にしてたのに、ひょんはその程度なんだね!!良かったよひょんがAの彼氏にならなくて!!ひょんのばか!!」
――....
聞きたくない。Aの声なんか。
僕の名前を呼んでくれない声なんか。
バロの名前を呼ぶ声なんか。
A「…チャ・ソヌ先輩は、わがままです。私は無理矢理推薦人にされました。チャ先輩より、会長になるべき人がいると思います」
僕はAをみつめる。彼女も僕を見ていた。
A「私は、イ・ジョンファン先輩を会長に推薦します。…イ先輩は、いじめられていた私を助けてくれました」
助けた僕のことを…覚えてるの?
A「私はそんなイ先輩が生徒会を抜けるなんて考えられません」
全校生徒がざわめく。僕はAだけを見た。
A「…私は…ジョンファン先輩が好きです」
脳内に響く、マイク越しのAの声。
GC「僕もひょんが好きだから推薦しますー!!」
BR「投票の時は俺の名前を消してイ・ジョンファンで投票して下さい」
委員長「ちょ、勝手なことを…全校生徒の皆さん、本日の生徒会選挙は延期いたします――」
ざわめく生徒達は教室へ帰っていく。
僕は、その場に立ち尽くした。
ラッキーB1A4
Baby Good Night
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ことみ(プロフ) - 初めまして!桜の花が散る前に、この小説ほんっっっとうに良い話でした(*^^*)切なくて少し涙が…。 完結してしまって、すごく寂しいですが、心に残るお話でした\(^o^)/これからもミヨンさんの小説たくさん読ませて頂きますね~! (2013年1月2日 16時) (レス) id: 9000996c12 (このIDを非表示/違反報告)
b1a4 luv(プロフ) - 読ませて頂きました!! すごく面白かったです(^^♪ ぜひとも主人公になりたい! (2012年12月28日 10時) (レス) id: e0abddca49 (このIDを非表示/違反報告)
まりりん(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´∀`*)いやぁー、良い話過ぎました!面白かったです!シヌがかっこよすぎて血吐きそうになりましたよー(笑) (2012年12月28日 0時) (レス) id: 1464cfc08d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - おんにぃ、終わっちゃったね…!!!50話ぴったりは、ほんとすごいっ!!!どぅるが会長になったときは、「おんなじっ´`*うふふ」って思った自分がおった← ほんとに、感動したっ(≧∇≦)ありがとうございましたっ!! (2012年12月28日 0時) (レス) id: 84aa65f250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:淵沢ミヨン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/24minan7/
作成日時:2012年12月1日 23時