桜の花が､散る頃に｡

Episode.41　GC ページ41

ゴンチャンside

今日は僕にとって良き日であり､最悪な日である｡

…何故なら､Aとひょんがくっつく日だから｡

昼休みにサンドゥルひょんの教室に行き､手紙を置く｡内容は放課後､話があるから屋上にきて Aより といった内容｡
僕の教室に戻り､隣の席に手紙を置く｡
内容は放課後､話があるから屋上にきて サンドゥルより ということ｡

つーまーりー!!二人を屋上に誘きだしお互いに告白させちゃうってこと!!僕って天才^^

放課後になり､Aはダッシュで屋上に行った｡
よしよし♪じゃあ僕は二人が一緒に下校する所に遭遇して､目一杯バカにしてやろう!!←

…辛いけど､仕方がない｡
Aは僕のこと､本当に幼馴染みにしか思ってない｡僕は､Aが好きだから､応援する｡
好きだから､邪魔しない｡好きだから､泣かせない｡
サンドゥルひょんとAが好きだから――


…好きだから､見つけてしまった｡


｢何で…泣いてるの?｣


そこには目を腫らして嗚咽を我慢しているAがいた｡僕は駆け寄る｡

A｢見ないで…っ…私の情けない所ばっか…見ないでよぉ…っ｣

Aは余程気持ちが昂っているのか､その場に座り込んでしまった｡僕は落ち着かせるために静かな場所に連れていった｡

A｢…告白する前にフラれた気分｣

…邪魔が入ったのか?…バロひょん?

｢泣かないで…｣

A｢…無理…っ…もういや…｣

苦しかった｡
大好きなAが泣いているのを見るのが｡
悔しかった｡
僕なら絶対にAを泣かせたりしないのに｡
寂しかった｡
一人で泣いて､僕を頼ってくれないなんて｡
悲しかった｡
いつも…Aには笑って欲しかったから｡


｢いつも笑っててよ…大好きだから｣


想いが溢れて､止まらなかった｡


僕はAを優しく抱き締めた｡


A｢…え?な､何…?｣

｢…僕はずっと､Aだけを見てた｣

今告白したって､余計Aを混乱させるのに｡

｢ずっと…一番言いたいことは､常に言えなくて｣

我慢しなきゃ､ダメなのに｡

｢今までジニョンひょんにも言わずに隠してきた｣

どうせフラれるって分かってるのに｡

｢Aがサンドゥルひょんを好きでも…｣

この気持ちは､届くことはないのに｡

｢僕は…Aが好きなんだよ…っ!!｣


こんなに､こんなにこんなに好きなのに…


A｢…有難う､チャニ｡…ごめんなさい｣


ありがとう､その一言で救われて｡

僕は…

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ラッキーB1A4

Baby Good Night

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