桜の花が､散る頃に｡

Episode.5 ページ5

授業中。

私は､ふとさっきのジニョン先輩を思い出してしまった。

¨好きな女性いるんだ¨

ジニョン先輩､好きな人いたんだ｡

何故か､胸がちくりと痛んだ｡
ただ､自分の兄に好きな人がいただけのようなものなのに､心の中で何かモヤモヤしたものが現れた。

なんだろう､この気持ち｡

結局､モヤモヤしたものが晴れることはなく､この時間の授業はあまり頭に入らなかった｡ヤバい｡

次の時間､私がノートを書いていると頭に紙があたった｡

《なにぼーっとしてるの?》

私は横を見る｡チャニは何事もなかったかのように授業を受けるふりをしている｡

私は紙に《そんなことないよ》と書いてチャニに渡した｡

またチャニはなにかを書き私に渡す｡

《サンドゥルヒョンのこと考えてるんでしょ》

ちっ違!!////…私が片想いをしていることをチャニも知っている｡

｢違うから!!｣

私は小声でチャニに話しかける｡

GC｢じゃあ僕のこと?^^｣

｢誰のことも考えてないよ!!｣

教師｢チャンシク!!A!!私語は慎め!!｣

｢ごめんなさい…｣

GC｢はーい…｣

チャニのせいで怒られたじゃんっ!!
チャニは口を尖らせてノートを書き始めた｡


…でもチャニも本当…小学校くらいまでは私の方が大きかったのに…中学入ったくらいから突然背高くなって…モテモテなのに､彼女はいない｡

しかもずーっと片想いしてる子がいるって言ってた｡

私はサンドゥル先輩が好きって教えたのにチャニは教えてくれなかった｡

多分､ジニョン先輩は知ってるんだろうけど…
わざわざ聞くことでもないかなって､見守ることにした｡

チャニはすぐジニョン先輩に相談するから…

でも､ジニョン先輩の好きな人のことはチャニは知らなかったみたいだよね｡

…それとも､兄弟のような関係と恋愛話は無関係なのかな…

まぁなんにせよ､生徒会の仲の前では私はただの一般の生徒と変わらないのだから､考えても意味ないか…｡


色々考えたせいでこの授業も頭に入らなかった｡

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ラッキーB1A4

Baby Good Night

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