Episode.31 ページ31
「えっ…年齢確認!?」
外で店員さんが遊んでいる人に声をかけている。
BR「俺は平気だけどお前制服…」
こんな時間まで遊んでいたら絶対補導されてしまう。そもそも高校生がダメな時間はとうに過ぎている。
「ど、どうしよう…今から逃げるしか…」
ちゃりんちゃりん…
プリ機『あと200円入れてね♪』
BR「ほら、入れろよ」
「って何遊ぶ気満々なんですか!?」
BR「ねぇの?しかたねーなー」
「ちょっ…店員さんが来たらどうするんですか!?」
BR「まーまー俺に任せとけよ」
店員「あっ撮る前にすみませ〜ん」
やば、見つかった…!?
BR「あー二人とも20ですーこれからコスプリ撮るんです」
バロ先輩はどこからか制服を取り出した。
店員「あっ了解しました〜」
…え?意外とあっさり切り抜けてしまった。
バロ先輩は服の上から制服を着る。
BR「俺に任せとけっつったろ」
バロ先輩は残りの200円を入れた。
BR「助けてやったんだからプリクラくらい一緒に撮れよ」
私は逆らう理由もなく、またはずもなく、仕方なくバロ先輩とプリクラを撮った。
…ぶっきらぼうで俺様なのに…ちゃっかりピンチを助けてくれた…。
悔しいけど、不覚にも私はバロ先輩をカッコいいと思ってしまった。
BR「もっと寄れよ」
「きゃっ」
バロ先輩に抱き寄せられる。
BR「もっと自然に出来ねーの?」
「そんな、急に言われても…」
BR「…ガチガチに生きてたって、つまんねーだろ」
プリ機『最後の一枚だよっ★』
BR「俺には俺の人生があるわけだし」
プリ機『5、4、3、』
BR「今を楽しまなきゃ損だろ?」
「先輩…」
BR「俺は俺で、これが満足なんだよ」
バロ先輩は私のおでこにキスをした。
カシャッ
「なっ!?なななな…っ!?//////」
BR「でこちゅーぷり笑」
私は両手でおでこを抑える。
私のファーストでこちゅーが…!!(´;ω;`)
BR「落書き落書き〜」
飄々としているバロ先輩に全てを狂わされる。
プリクラを半分もらい恥ずかしくてうつむく。
BR「明日、学校行こっかな」
「…是非そうしてください…」
バロ先輩とゲーセンを出る。
BR「気を付けて帰れよ」
「…あ、ありがとう…ございます…」
バロ先輩は満足そうに帰っていった。
その後ろ姿をみつめる。
…優しいんだ、本当は…
…どきん。
え、今のなに?心臓が跳ねたような…。
うそうそ、私、そんなわけ…っ!!
私は、バロ先輩にときめいていた。
ラッキーB1A4
Baby Good Night
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ことみ(プロフ) - 初めまして!桜の花が散る前に、この小説ほんっっっとうに良い話でした(*^^*)切なくて少し涙が…。 完結してしまって、すごく寂しいですが、心に残るお話でした\(^o^)/これからもミヨンさんの小説たくさん読ませて頂きますね~! (2013年1月2日 16時) (レス) id: 9000996c12 (このIDを非表示/違反報告)
b1a4 luv(プロフ) - 読ませて頂きました!! すごく面白かったです(^^♪ ぜひとも主人公になりたい! (2012年12月28日 10時) (レス) id: e0abddca49 (このIDを非表示/違反報告)
まりりん(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´∀`*)いやぁー、良い話過ぎました!面白かったです!シヌがかっこよすぎて血吐きそうになりましたよー(笑) (2012年12月28日 0時) (レス) id: 1464cfc08d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - おんにぃ、終わっちゃったね…!!!50話ぴったりは、ほんとすごいっ!!!どぅるが会長になったときは、「おんなじっ´`*うふふ」って思った自分がおった← ほんとに、感動したっ(≧∇≦)ありがとうございましたっ!! (2012年12月28日 0時) (レス) id: 84aa65f250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:淵沢ミヨン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/24minan7/
作成日時:2012年12月1日 23時