Episode.30 ページ30
ガンガンと脳に直接響くような騒音。
何処からともなく臭う煙草の臭い…
男「おーバローってその子彼女?超可愛いじゃん」
BR「まーな」
「ちょ…私彼女じゃな…」
私は無理矢理バロ先輩に連れられゲーセンに来ていた。
「先輩、私制服ですし補導されちゃいます!!離してくださいっ!!」
BR「いちいちうるせー奴だな…」
突然バロ先輩にダーツボードに押し付けられる。
「きゃっ…」
BR「いい加減黙ったら?いくらお前が言ったって俺は帰らねーしお前を帰すつもりもない」
「せ、先輩…」
BR「まー…帰してやらねーこともないか」
バロ先輩はダーツボードからダーツを抜き取り私に見せる。
BR「俺に勝ったら言うこと聞いてやるよ」
「だ、ダーツで…?」
BR「どーする?」
「…上等じゃないですか」
私の正義心に火がついたのか、私はまさに売り言葉に買い言葉。バロ先輩と勝負することにした。
BR「ダーツやったことねーだろうし練習くらいさせてやるよ」
「むっ…」
私は情をかけられ練習することにした。
「こんな感じ?」
ヒュッ
男「うわっあぶな!?どこから飛んできた!?」
男「あっちか!?こえー…」
BR「…お前ダーツは人狙うもんじゃねーぞ」
「そ、それくらい分かってますよ!!////」
私は下手くそだった。ダーツは無辺世界へ飛んでいく。…これじゃ勝てるわけないし…
BR「力入れすぎだから…こうだよ」
バロ先輩が私の後ろに立ち腕を掴み構えを教えてくれる。
「こ、こう…?」
BR「それで、降り下ろすときに…」
「はなすっ」
バロ先輩に誘導されダーツをはなつ。
すると今度はど真ん中にダーツが刺さった。
「真ん中っ!!やった!!」
BR「ほら、言ったろ?もー一回やってみるか?」
バロ先輩がまた私の構えを正す。
その時、バロ先輩を見上げてみた。
…やっぱり…かっこいいな…
私ってばまた!!私にはサンドゥル先輩が…っ!!
BR「…お前、サンドゥルのこと…好きか?」
突然そんなことを聞かれて、ダーツが大きくそれてしまった。
「な…なんで…すか?」
BR「サンドゥルのこと好きかって」
「えぇえっ!?////す、好きといえば好きですけど、先輩として憧れてて――」
BR「…ふぅん…そ」
バロ先輩は自分で聞いておきながら興味無さそうに相づちをうった。
「バロせんぱ…」
男「バロ!!隠れろ」
BR「んだよ…おい、隠れるぞ」
「えっ!?」
私はバロ先輩にプリクラ機の中に引きずり込まれた。
店員「すみませーん、年齢確認をお願いします」
ラッキーB1A4
Baby Good Night
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ことみ(プロフ) - 初めまして!桜の花が散る前に、この小説ほんっっっとうに良い話でした(*^^*)切なくて少し涙が…。 完結してしまって、すごく寂しいですが、心に残るお話でした\(^o^)/これからもミヨンさんの小説たくさん読ませて頂きますね~! (2013年1月2日 16時) (レス) id: 9000996c12 (このIDを非表示/違反報告)
b1a4 luv(プロフ) - 読ませて頂きました!! すごく面白かったです(^^♪ ぜひとも主人公になりたい! (2012年12月28日 10時) (レス) id: e0abddca49 (このIDを非表示/違反報告)
まりりん(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´∀`*)いやぁー、良い話過ぎました!面白かったです!シヌがかっこよすぎて血吐きそうになりましたよー(笑) (2012年12月28日 0時) (レス) id: 1464cfc08d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - おんにぃ、終わっちゃったね…!!!50話ぴったりは、ほんとすごいっ!!!どぅるが会長になったときは、「おんなじっ´`*うふふ」って思った自分がおった← ほんとに、感動したっ(≧∇≦)ありがとうございましたっ!! (2012年12月28日 0時) (レス) id: 84aa65f250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:淵沢ミヨン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/24minan7/
作成日時:2012年12月1日 23時