Episode.28 ページ28
先輩は今、何て言った?
私が、好き?
JN「兄とか、先輩とかじゃなくって…僕のこと、ちゃんと見て?」
「先輩は…好きな人…いるんじゃ…」
渡り廊下で盗み聞きをした、あの事。
JN「あ…可愛くて可憐な子?…Aちゃんだよ?」
…分からない。何で先輩は私の事…
JN「…ずっと好きだった。…気付いてなかったよね…ははは、驚いた?」
「せ…んぱ…」
JN「…Aちゃんの気持ちを聞かせて…?」
私の…気持ちは…
「…ごめんなさい、先輩」
それしか言えなかった。
だって私はサンドゥル先輩が好きだから。
その気持ちは変わらない。
ジニョン先輩のことも好きだけど、そういう好きじゃない。
「…好きな人がいるんです。…ごめんなさい」
JN「…そっか」
「気持ちは…凄く嬉しいです…でも…」
JN「…はーっ…すっきりしたよ」
先輩は笑った。
JN「ずっと言いたくて、喉に詰まってた言葉が言えて、すっきりした。それに、ちゃんと返事してくれて、有難う」
先輩は私から離れた。…少し、目が潤んでいる。
JN「…一つだけお願いがあるんだけど」
「…なんですか?」
JN「これから、オッパって呼んでよ。…先輩だと何か、遠い感じがするから」
…先輩は背伸びをして深呼吸をした。
今日一番の、晴れたような顔。
JN「帰ろっか、Aちゃん」
私達はテラスを出た。
私は…何て幸せな女なんだろう。
皆が憧れる先輩と親しい上に告白されて―…
「…有難う…ございます」
先輩はその後もいつもと変わらなかった。
ごめんなさい、先輩のこと好きになれなくて。
でも、大好きでした。
…ありがとう、ジニョンおっぱ…
―――――――.........
月曜日…
いつもの様に、チャニを待つ。
GC「おはよ!!」
「今日は早いね!!じゃー行…」
チャニと歩き出すと、肩をちょんっと叩かれた。
JN「おはよう、Aちゃん」
肩を叩いてきたのはジニョン先輩だった。
GC「ひょん今日遅いねー」
JN「ちょっとね^^」
いつもと変わらない先輩。私は笑顔で挨拶した。
「おはようございます、おっぱ!!」
ラッキーB1A4
Baby Good Night
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ことみ(プロフ) - 初めまして!桜の花が散る前に、この小説ほんっっっとうに良い話でした(*^^*)切なくて少し涙が…。 完結してしまって、すごく寂しいですが、心に残るお話でした\(^o^)/これからもミヨンさんの小説たくさん読ませて頂きますね~! (2013年1月2日 16時) (レス) id: 9000996c12 (このIDを非表示/違反報告)
b1a4 luv(プロフ) - 読ませて頂きました!! すごく面白かったです(^^♪ ぜひとも主人公になりたい! (2012年12月28日 10時) (レス) id: e0abddca49 (このIDを非表示/違反報告)
まりりん(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´∀`*)いやぁー、良い話過ぎました!面白かったです!シヌがかっこよすぎて血吐きそうになりましたよー(笑) (2012年12月28日 0時) (レス) id: 1464cfc08d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - おんにぃ、終わっちゃったね…!!!50話ぴったりは、ほんとすごいっ!!!どぅるが会長になったときは、「おんなじっ´`*うふふ」って思った自分がおった← ほんとに、感動したっ(≧∇≦)ありがとうございましたっ!! (2012年12月28日 0時) (レス) id: 84aa65f250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:淵沢ミヨン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/24minan7/
作成日時:2012年12月1日 23時