桜の花が､散る頃に｡

Episode.27　JN ページ27

ジニョンside

今日はAちゃんと水族館デート｡
まぁ…無理矢理僕が着いてきたんだけど…｡

折角の二人きり｡何年ぶりだろう｡

A｢…先輩｡今日一日…何か私に言いたいことがあるんじゃないんですか…?｣

そう聞かれてびっくりした｡…うん､だって今日は､Aちゃんに告白するつもりで来たんだから｡

A｢やっぱり…何か言いたいように見えたんです｣

｢はは…敵わないね､Aちゃんには｣

A｢…なんですか?｣

僕は躊躇った｡決意したけど､フラれる事しか頭にない｡…その後気まずくなったらどうしようって事とかは､頭になかった｡


｢…先輩って､呼ばないでよ｣


いつもはポジティブなのに､Aちゃんのことになるとネガティブになってしまう｡

｢…今までオッパだったのに､どうして高校入ったら先輩なの?｣

困っているAちゃんなんか無視して…
自分の気持ちを率直に伝える｡

｢僕はAちゃんにとってただの兄とか､近所の先輩程度にしか思われてないのかもしれないけど…｣

A｢せ､せんぱ…｣


｢僕は…Aちゃんが好きだよ｣


僕は､Aちゃんを抱き締めた｡

驚いて固まっているAちゃん｡

そうだよね､兄みたいな先輩がまさか自分のことを好きだなんて思ってなかっただろうしね｡

…返事を聞きたいと思うと同時に､返事を聞きたくない自分もいる｡

A｢――――…｣

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ラッキーB1A4

Baby Good Night

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