Episode.21 CN ページ21
シヌside
昼休みが終わり授業が始まる。
俺の隣の席はジニョン。
分からないところがあるとジニョンはすぐ俺に聞いてくるから、俺は聞かれても答えられるように必死に解く←
…でも今日は聞いてこないな…
俺はジニョンをちらっと横目で見た。
JN「…うーん…」
ジニョンは何かのチケットの様なものを見て悩んでいる。…水族館の券?
そんなの見て悩んでどうする気だ?
俺がジニョンに声をかけようとした時、教師がこちらにやってきた。
教師「こら、こんなもの見てるんじゃねぇよ。没収」
JN「あっ!!」
…あっさりと没収されしょげるジニョン。
そんなに大事なものか?
…もしかして、二枚あったし、誰かを誘うつもりなのか?
それで勇気がでなくて、悩んでる、とか?
教師「じゃーこの問題を…ドンウ!!黒板に宜しく」
「あっはい」
俺は席を立ち黒板に計算式を書く。
「先生、これ…」
教師「ん?わからないとこか?」
俺は分からないところを聞くふりをして小声で教師に話し掛ける。
「さっき没収したの…返してやってくれませんか?」
教師「…は?」
「多分あいつ、誘おうか悩んでて…」
教師「…俺の授業で悩むなよな〜…分かったよ、そこまで言うなら終わったら返しとくよ」
「有難う御座います」
俺は教師から離れて黒板に続きを書く。
話のわかる教師で良かったなー。
答えを書き終え席に戻る。
…にしてもジニョンは一体誰を誘うつもりだったんだ?
彼女はいないし、好きな女がいるとは聞いたことがあったけど、誰かとまでは知らない。
…その好きな子を、誘うのか?
その時、突然頭にAが横切る。
…いや、まさか。
まさかジニョンはAのことを…
…でも、あいつらは兄妹みたいに仲が良い。
ただの部活の先輩後輩の仲よりは全然仲が良いだろう。
もしかしたら…恋愛感情だってあるかもしれない。
別にジニョンが誰を好きだって、俺には関係ないし、何を言う権利もない…
「俺は…どうしたいんだ…?」
…答えの無い問題は苦手だ。
俺は考えることを放棄した。
ラッキーB1A4
Baby Good Night
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ことみ(プロフ) - 初めまして!桜の花が散る前に、この小説ほんっっっとうに良い話でした(*^^*)切なくて少し涙が…。 完結してしまって、すごく寂しいですが、心に残るお話でした\(^o^)/これからもミヨンさんの小説たくさん読ませて頂きますね~! (2013年1月2日 16時) (レス) id: 9000996c12 (このIDを非表示/違反報告)
b1a4 luv(プロフ) - 読ませて頂きました!! すごく面白かったです(^^♪ ぜひとも主人公になりたい! (2012年12月28日 10時) (レス) id: e0abddca49 (このIDを非表示/違反報告)
まりりん(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´∀`*)いやぁー、良い話過ぎました!面白かったです!シヌがかっこよすぎて血吐きそうになりましたよー(笑) (2012年12月28日 0時) (レス) id: 1464cfc08d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - おんにぃ、終わっちゃったね…!!!50話ぴったりは、ほんとすごいっ!!!どぅるが会長になったときは、「おんなじっ´`*うふふ」って思った自分がおった← ほんとに、感動したっ(≧∇≦)ありがとうございましたっ!! (2012年12月28日 0時) (レス) id: 84aa65f250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:淵沢ミヨン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/24minan7/
作成日時:2012年12月1日 23時