Episode.3 ページ3
授業開始五分前のチャイムが鳴り、シヌ先輩は自らの教室へと帰って行った。
私とチャニも教室へ戻る。
…はずだったが、渡り廊下の向こう側の人気の無い所にジニョン先輩と女子生徒が二人でいるのをチャニと見つけてしまっ た。
GC「ね、ねぇA…あそこにいるの…じ、ジニョンヒョン…だよね?!」
「う、うううん、だよ、ね?!」
私とチャニは耳を澄ました。話し声がうっすらと聞こえる。二人は盗み聞きをすることにした。 おい。
「先輩…私…ジニョン先輩のことが…す、好きです!!後輩としてじゃなくて…一人の女性として見てはくれませんか…?先輩…」
『ーッ??!!』
まさか。私とチャニは無声で叫んだ。
「う、嘘でしょジニョン先輩ッ?!」
GC「あれ、三組のキムさんだよ!!」
二人は授業二、三分前にも関わらず、小声で廊下の端で小さくなり会話をする。
「何て答えるのかなジニョン先輩…」
二人が返答を期待する。
JN「あー…その…」
「………」
JN「ありがとう。気持ちは嬉しいよ。でも、君を一人の女性として見ることは出来ないな。僕、好きな女性いるんだ。」
GC「じ、ジニョンヒョン?!」
好きな女性がいる、という予想外の答えに二人は驚いた。
「そ…そう…ですか…。」
JN「うん。だから、ごめんね。」
『どんな人?!気になるーッ』
「そ、その、その女性は、どんな方なんですか…?」
『ナイスキムさん!!』
二人の興奮はMAXに達していた。
JN「凄く可愛いんだ。可愛くて、可憐で…」
『可愛くて、可憐で…?』
途中で話を勿体ぶるジニョン先輩。なによ、早く言ってよー、
と思った刹那、ジニョン先輩がこちらを向き、ニヤリと笑い私とチャニを交互に見た。
JN「守ってあげたくなる女性、かな」
チャイムが鳴った。
キムさんは自分の教室へ帰り、ジニョン先輩も自分のクラスへと行った。 私とチャニはジニョン先輩の笑顔にビビり、教室へ戻った。
ぬ、盗み聞きしてたのバレた…
ラッキーB1A4
Baby Good Night
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ことみ(プロフ) - 初めまして!桜の花が散る前に、この小説ほんっっっとうに良い話でした(*^^*)切なくて少し涙が…。 完結してしまって、すごく寂しいですが、心に残るお話でした\(^o^)/これからもミヨンさんの小説たくさん読ませて頂きますね~! (2013年1月2日 16時) (レス) id: 9000996c12 (このIDを非表示/違反報告)
b1a4 luv(プロフ) - 読ませて頂きました!! すごく面白かったです(^^♪ ぜひとも主人公になりたい! (2012年12月28日 10時) (レス) id: e0abddca49 (このIDを非表示/違反報告)
まりりん(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´∀`*)いやぁー、良い話過ぎました!面白かったです!シヌがかっこよすぎて血吐きそうになりましたよー(笑) (2012年12月28日 0時) (レス) id: 1464cfc08d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - おんにぃ、終わっちゃったね…!!!50話ぴったりは、ほんとすごいっ!!!どぅるが会長になったときは、「おんなじっ´`*うふふ」って思った自分がおった← ほんとに、感動したっ(≧∇≦)ありがとうございましたっ!! (2012年12月28日 0時) (レス) id: 84aa65f250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:淵沢ミヨン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/24minan7/
作成日時:2012年12月1日 23時