こんな所に…！ ページ2
白血球U-1146「ああ、赤血球か。まぁ仕事だしな」
……んん？なんか聞き覚えがあるような…？
赤血球AE3803「そうですか…。女性の白血球さんもいるんですね。男性しかいないのかと思っていました…」
そう言って赤血球は私の方を見てはじけた笑顔で「ほかの白血球さん達も助けていただきありがとうございました！」と言う。
白血球2626「仕事だからな！」白血球4989「おうよ」
U-2344「仕事をまっとうしただけだ」
笑うのは苦手だがあんな笑顔を見せられたのだ、笑い返す方が印象はいいだろうと考え口元だけわらってみせる。
白血球U-1146「好中球に女性はほぼ居ないはずだが…」そういって赤血球の方を向いていた白血球がこちらに振り返ってきた。片目は白血球の特徴である白い髪で隠されておりもう片方の真っ黒な瞳と目の色素までが白に近く銀色のような色になっている私の瞳がパチっと合う。私はこのとき思い出したのだ、そういえば兄さんは、いつも右目に髪がかかっていたな、と。見つめ合っている間に微妙な空気が流れ赤血球は首を傾げ他白血球はその空気を避けるように倒した細菌を運んでいく。
正直言えばずっと見られていて気まずいし恥ずかしい、顔になにかついているのだろうか？血なら返り血で服までべったりだが…。
赤血球AE3803「あ、あの〜…白血球さん？どうしたんですか？」
その場で口を開いたのは赤血球で、この空気がやはり気になったのだろう。はっとしてこちらを見ていた白血球は赤血球の方を見て
白血球U-1146「あ、いや…昔骨髄で一緒に過ごした奴とこの好中球がそっくりで…。おい、お前昔から髪、伸ばしてたか？特に前髪」
私は確かに髪を伸ばしていた、といっても切るのが面倒で放っておいただけなのだ。前髪もきってないから目と目の間に髪が垂れているのだ。
U-2344「え、まぁ…伸ばしてるが…。……」
白血球U-1146「お前…もしかして…あの骨髄球か？」U-2344「もしかして…兄さん？」
赤血球AE3803「え…え？にににに、兄さん？！兄妹？！で、でも血球に兄妹とかは…」
赤血球が驚いた顔で兄さんと私の顔を交互に見る。兄さんと呼ぶのはただ、兄さんが昔から細菌を倒すという正義と勇気に憧れそう呼んだだけ。
白血球U-1146「よくわからんが兄さんって俺のこと呼んでひっついてきてたやつがいてな…俺の方が先に血管の中で働き始めたからこうして会うのは久しぶりなんだ」
U-2344「…私も吃驚だ…こんな…お互い”血まみれ”で再会なんて…」
一同「…うわぁ…(汗」
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まじかるれいん☆ - あの、アドバイスです。行をつめると読みにくいので間を空けると読みやすくなりますよ。 (2018年9月25日 17時) (
レス) id: 9a258b9a35 (このIDを非表示/違反報告)
梓穏 - とても面白いです！！これからも、楽しみにしてます！ (2018年8月21日 21時) (レス) id: c82eda85c1 (このIDを非表示/違反報告)
もちとまトゥ。(プロフ) - 祈香さん» わぁぁぁ本当です！すみませんうっかり間違えて覚えてました！！教えてくださりありがとうございます。直しておきますね！ (2018年8月17日 23時) (レス) id: 9fabd6da49 (このIDを非表示/違反報告)
祈香(プロフ) - 間違ってたらすみません！赤血球AE-3803とよく絡む白血球はU-1148ではなく、U-1146だと思います。 (2018年8月17日 16時) (レス) id: a18b6b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちとまトゥ。 | 作成日時：2018年8月17日 14時
