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放課後のチャイムが鳴って、一斉にうるさくなる。
帰る支度をのんびりやってた所に、隆二が慌ててやって来た。
そういえば、Aは急いで帰ってたけど。
「どしたの、隆二(笑)」
「お、臣！外見て！」
は？外？
慌てて俺の腕をブンブン掴んで窓際に押した。
なんだよ、もう。って思ってたけど、俺の視界にはAの姿。
と、
「...なあ、アイツ誰？」
窓から外を見ると、Aと見たことない知らない奴。
俺が初めてAを見たときみたいな、笑顔でそいつと話してた。
心がぎゅーって締め付けられて、苦しかった。
知らない奴の前で、笑うんだ。
そりゃそうか。
Aは俺の彼女じゃない。
俺以外に、その笑顔見せないで、なんて。
思っても言えない。
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作者名：ゆめちゃん | 作成日時：2020年2月25日 22時
