11 HS ページ14
やりきった。
やり残したことなんて何一つない。
それが今の感想。
WZ「やったな」
隣の席のウジが俺に言う。
HS「うん、ありがとうジフナ。俺はお前と曲作りができることを誇りに思うよ」
そう返すとウジが顔を背けて
WZ「おう」
と言った。
その様子を見てドギョム以外のメンバーが微笑んでいる。
みんな、やりきったようだ。
何故、ドギョムがいないかというと…
SC「緊張が解けてトイレに行きたいって…」
JH「本当に行動に緊張感がないよな、あのお馬鹿は。」
何はともあれ、うまくいって良かった。
あとは、wincだ。
でもきっと大丈夫、Aちゃん、とても自信満々だったから。
次がwincだ。
どんな曲なんだろう、どんなパフォーマンスがなんだろう、
俺はわくわくしながら待っていた。
DN「なんか、スタッフ達が慌ただしくないですか…？」
ディノが怪訝な顔をして舞台裏の方を見る。
確かに…
スタッフ全員が走り回っているように見える。
何かあったのか…？
するとドギョムが焦った表情で戻ってくる。
JH「パボ、すっきりしたか？」
DK「それどころじゃないです、ヒョン」
ドギョムの様子が明らかに変だ。
ドギョムは俺らに手招きをして小声で話す。
ファンが見ているから俺らは全員ドギョムの近くに身を寄せる。
パシャパシャ…
円形のテーブルでドギョムの方に皆寄る姿にマスターさん達は今だ！！と言わんばかりに写真を撮る。
DK「実は…トイレへ行った帰り道でスタッフさんの話声を聞いちゃったんです。
wincのAコンで披露する音源が無くなったって」
ドギョムの言葉に俺らは目を丸くする。
MG「無くなったって…なんで！？」
SG「シー！声が大きいです!ヒョン！」
WZ「音源は音響室に保存されているはずだろ」
DK「それが…音響室に置いてあるところまではスタッフ全員把握していたんですけどいざ使おうと思って見たらwincの音源だけ消えていたって…」
なんだよそれ、
それじゃあ、これからwincはどうするんだ。
メンバー全員の表情が曇る。
たった一人を除いて、
JS「音響室から音源を取りに行く時間は最低でも15分前…ちょうど僕達が曲を披露していた時間帯だ」
まさかここまでするなんて、
と言ってジスヒョンは席を立った。
JS「ちょっと席を外すね」
そう行ってどこかへ行ったジスヒョンの顔は今までに見ないくらいに真顔だった。
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水華 - すっごく面白いです！！途中泣けちゃう場面とかあってどうやったらこんなにとってもいい作品が書けるのだろうかと思ってしまいます！あっ褒めてますからね！頑張ってください！！！ (2018年8月14日 9時) (
レス) id: 36236d60bf (このIDを非表示/違反報告)
sumi(プロフ) - himeさん» hime様、コメントありがとうございます！そんな素敵なお言葉を頂けるなんて、有難いです...!!終わってからも番外編を書いていこうと思うのでいつでもリクエストをお待ちしています(^^)ありがとうございます！さよならファイテン！！ (2017年4月7日 2時) (レス) id: 705f5f6d7d (このIDを非表示/違反報告)
hime(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて、最後まで見たいのに終わってほしくないと思ってしまってます泣続き楽しみにしてます！頑張ってください！さよならファイティン！笑 (2017年4月7日 1時) (レス) id: 449bce4972 (このIDを非表示/違反報告)
sumi(プロフ) - なまりさん» なまり様、コメントありがとうございます！いやいや...!勿体無いお言葉過ぎて恐縮です（ ; ; ）ありがとうございます！頑張ります！！本当にありがとうございます！ (2017年4月5日 13時) (レス) id: 705f5f6d7d (このIDを非表示/違反報告)
なまり(プロフ) - どうしてこんなに面白い作品が書けるのでしょうか....尊敬します！頑張ってください:) (2017年4月5日 10時) (レス) id: cd6e3d0a8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sumi
| 作成日時：2017年4月3日 13時
