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23 HS ページ24

オンマやアボジ、SEVENTEENのメンバーのことが好きだ、


でも皆が言う恋愛としての”好き”というのがわからない。



皆が恋愛をしている時に俺は地下にある練習室でずっと練習してきたから、恋愛をしたこともないし。

だからさっきみたいに接してこられるとすごく困る。


昔ボノニに女の子を恋愛として好きになったらどうなるのか、ということを聞いたことがあった。

ボノニは

VN「うーん…。なんていうのかな…その子を好きになると可愛くて仕方なくなるんだ。可愛いからその子のことを見たくなるのになんでか恥ずかしくなって見れなくなるんだ。なんか、そういうむずがゆい感じ…かな」

と顔を赤らめながらも答えてくれた。




あのルナさんって子もとても可愛らしい人だった。でも見れる。

今までもずっとこんな感情しか持ったことない。




HS「恋ってなんなんだろうな…」



何となく歩いていたら一番奥まで来てしまった。

ここの扉を開けると、どこに繋がるんだったっけ?



扉を開けるとそこはらせん状の階段だった。



HS「あ、なんだ外か。戻るか」



廊下に戻ろうとしたその時、




『なんでいつもこう…一歩足りないの……あ、今は一枚か…』



下から声が聞こえる。

そっと下を覗いてみると…



鼻をズビズビとすすりながら涙を流しているAさんがいた。


特別賞が俺らだと発表されてステージに立った時、彼女が何かを我慢するような表情でこちらを見ていた事を思い出した。



どうやらさっきのステージに対しての悔し涙のようだ。


スングァンが言っていた、「よく”もっと努力すればいいのに”と言われている」という言葉を思い出した。


wincのステージは成功したように思えた。でも彼女は満足していないらしい。

そんな彼女の思いは誰にも伝わっていないのか、


この子はこんなに真面目に頑張っているのに。




初めて出会ったのに、最初は苦手だったはずなのに


気が付いたら声が出ていた。











HS「ケンチャナソムニカ?」





Aさんはゆっくりと上を向いて俺と目が合う



はずだった



彼女はギョッとした目で俺の右手を凝視し、




『テ……ティィィィッシュゥゥゥ!!!!』




と鼻水と涙でびちょびちょになった顔で叫んだ。

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(プロフ) - wincの参考元がどのグループかわかるので小ネタが面白いです(笑)最高です (2021年7月8日 7時) (レス) id: 87024fc8f2 (このIDを非表示/違反報告)
うすす(プロフ) - 初めて占ツクで見た作品です。最高にワクワクしながら見てたなぁ…。また何回も読み直します。それぐらい大好きな作品です。ずっと好きです! (2020年5月30日 21時) (レス) id: a2b2c72b52 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうない(プロフ) - この作品が占いツクールの中で1番好きです!また来ちゃいました笑 (2019年9月20日 12時) (レス) id: 717b6f90c8 (このIDを非表示/違反報告)
いか - 最高のお話でした☆続きを読むのが楽しみです! (2018年7月16日 16時) (レス) id: 599fdc1650 (このIDを非表示/違反報告)
sumi(プロフ) - ちびすけさん» ちびすけ様、コメントありがとうございます!ええ!そんなに沢山読んで下さったんですね!!嬉しいです( ; ; )!私が想像していたホシくんと主人公がちびすけ様が仰っている通りすぎて伝わってくれてとても嬉しいです!本当にありがとうございます! (2017年4月4日 18時) (レス) id: 705f5f6d7d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sumi | 作成日時:2017年3月23日 0時

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