5年目はじっこアイドル

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ガチャ



『ただいま戻りました』


マネ「遅い！！！どこ行ってたんだ」



マネージャーさんが少し焦った様子で私を見る。



『すみません、思ったよりも大物でして』


リーダー「ウォシュレット無かったけど大丈夫？切れてない？」


『大丈夫でした』


マネ「お前らアイドルなんだよな？そうだよな？」




マネージャーがため息を吐いてこちらを見る。

私の赤くなった目元については誰も言ってこない。

このグループの、このメンバーは本当に優しい人達しかいない。






会場を後にしてホテルに着く。

今日はリーダーと同じ部屋だ。

リーダーがシャワーを浴びている間ベッドに寝転んで今日一日を振り返っていた。




明日は帰国でその後はオフだが1週間後には新しいシングルのレコーディングが始まる。




いつもなら

5日前に歌詞を確認してそこから練習だったけど、





Prrrrrrr....




？「はい、もしもし？」



『先生、私です。Aです』



？「ああ、あんたね。どうしたの？今Aコンじゃなかったっけ？」



『今終わってホテルにいるところです。
ところで先生、お願いがあるんですけど…



明後日から私のボイストレーニングをお願いできませんか？』




VT(ボーカルトレーナー)「…ふーん。最近変わったとは思ったけど、そこまで覚悟が出来ていたなんてね。
いいわよ明後日の朝8時に練習室に来なさい」



『はい！ありがとうございます！！！』



失礼します、そう言って電話を切る。






" がんばっています "




頑張ったら認めてくれる人がいる。


変われるんだ。




私もキラキラしたい。


ホシさんみたいに。





↓今後のざっくりした予定

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こんにちは、sumiです。


沢山のお気に入りありがとうございます。

このお話は主人公の約3年の歳月をかけてのお話となります。

ホシくんとの関係はもどかしいと感じることが多いと思いますが、

テーマが"自分の青春時代をすべてアイドルに捧げてきたアイドル"なので

不器用 かつ もどかしく 仕上げていきたいと考えています。

長編となる予定ですが、温かい目で見守っていただけると幸いです＾＾

ここまで読んでくれて、ありがとうございました。

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