自由 ページ42
Aside
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夜ご飯を食べ終えて、友梨奈ちゃんがお風呂に入ったリビング
テレビ見てても良いよって言われたからテレビを付けて流れる映像に目をやる
家に1人で居ても頻繁にテレビを見ることはなかったので
自分がこの世界に入ってから改めて画面を通して見る他の芸能人さんに
キラキラさを覚える
それと同時に自分が同じ世界にいるのが信じられなくなる
ダメだな…
1人になるとやっぱり色々考えてしまう
そのほとんどがネガティブなもの
やめよう
人の家にお邪魔させてもらってるんだ
今だけでも負のオーラは出さないでおこう
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ドライヤーの音にハッとする
寝てたわけではないけれど、意識が全く違う方に行ってしまっていたのは事実
ふと、テレビの隣の棚に目を向けると
色んなメンバーや、ファンの方に貰ったと思われるプレゼントやレターがあった
楽曲とメンバーを1番大切にしてるイメージがある友梨奈ちゃんだけれど
でも本当はファンの方も同じぐらい大切に想ってる
それが伝わるようなスペースだった
雑に置いてあるってよりは
一つ一つ飾るかのように置いてある
ファン想いでもあってメンバー想いでもある
それに楽曲も愛し、パフォーマンスも妥協しない
だから同じぐらいの愛が友梨奈ちゃんに集まる
本人は気づいてないみたいだけれど…
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平手「…。ふふっ眠い？」
『…えっ』
平手「笑)ウトウトしてたよ。もう寝る？」
『あ…』
時計に目をやれば23:30
いつもは絶対に眠くならない時間なのに
安心しきってる証拠なのか
平手「寝たかったら言ってね」
『はい』
平手「あ、そうだ」
『？』
平手「…もうそろそろ良いんじゃない？敬語じゃなくても」
『…』
私の顔を伺うかのように聞いてくる友梨奈ちゃん
そもそも距離が縮まったらとかではなく
年齢的にも私が年下だからって言う理由でせめて敬語は使わせてもらってた
友梨奈ちゃん呼びをするのだって勇気がいるのに
平手「ね、良いでしょ？私だって、年上の方とか…仲良くなったらタメ語使っちゃってるけど。個人的にさ、先輩とか後輩とか嫌なんだよね。ね、ダメ？」
『…笑』
平手「何で笑うの？笑」
『…わかりました』
平手「ました？」
『…わか…笑…。分かった…』
平手「よしっ笑 めっちゃ強引だけど」
『笑』
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苺?(プロフ) - kengo araiさん» ありがとうございます！コメントとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2020年6月6日 23時) (
レス) id: bd5d008b2a (このIDを非表示/違反報告)
kengo arai(プロフ) - ４章に突入おめでとうございます。応援しています。無理せず頑張ってください。 (2020年6月6日 23時) (レス) id: f94a0b563f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺 | 作成日時：2020年6月4日 8時
