現実へ ページ33
Aside
『どうしたら良いんでしょうかね…』
やっ「…ん？…どうした？」
『…私…戻った方が良いですかね…。楽屋』
やっ「荷物も置いちゃってるしね…。年越しはメンバーと過ごしたくない？」
『…年越し…』
やっ「そう。欅はね、年越しをジャンプして過ごすの。皆で手繋いで、年が変わる瞬間をジャンプで」
『…』
.
別にジャンプに参加したいとかそういう気持ちは芽生えなかった
不貞腐れてる
その表現があってるのだろうか
それとも今はメンバーじゃないのだろうか
またどこかの誰かが自分の中に居るのだろうか
気持ち悪い感覚に襲われる
.
"自分の中に誰かが居る"
それって凄く寒気がする
.
.
やっ「あ、」
『…？』
やっ「収集かかっちゃったよ…。戻れる？」
『…』
やっ「とりあえず荷物取らなきゃだし…」
.
.
.
.
スマホを見つめるやっさんに目を向ける
私、今 凄く怖いんです
何が怖いのかハッキリとは分からないけど
怖いんです
.
.
.
雲一つない夜空っていうのは
こういうことを言うのだろうか
星が綺麗に見えすぎて。
怖い
.
.
.
光り輝くビルが
その中に考えられないぐらいの人数の人が居るって＿
考えると怖い
.
.
非現実に塗り替えようとしていた現実を
ちゃんと現実として向き合えた証拠なのか
.
“怖い“って…
.
.
.
.
.
.
.
感じるのは
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苺?(プロフ) - kengo araiさん» ありがとうございます！コメントとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2020年6月6日 23時) (
レス) id: bd5d008b2a (このIDを非表示/違反報告)
kengo arai(プロフ) - ４章に突入おめでとうございます。応援しています。無理せず頑張ってください。 (2020年6月6日 23時) (レス) id: f94a0b563f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺 | 作成日時：2020年6月4日 8時
