2期の逸材 4

雑誌 ページ22

Aside








平手「Aちゃ〜ん」


『…わっ』









午前10:00


友梨奈ちゃんとの2人での雑誌撮影に呼んでいただき、


撮影が始まるまでの間、スタッフさんが慌ただしく準備する中、

スタジオの隅で突っ立っていた私に近寄ってきた可愛い友梨奈ちゃん


そしてそのまま抱きついてきて体が斜める







　

平手「この後、公園も行くんだって」


『外での撮影って公園の事ですかね…？』


平手「そうかも。あと、河川敷での撮影。」


『寒そうですね〜』


平手「たしかに。Aちゃんミニスカじゃん」


『外でのカットは着替えるって言われました』


平手「そうなんだ！なら良かった」








可愛くて優しいお姉ちゃんみたいな存在


それがずっと変わらない距離感の友梨奈ちゃん



特に何も会話しないままスタッフさんの行動を見ながら抱きつかれた体勢で待機すること数分









スタッフ「準備整いました〜！よろしくお願いします」


「「よろしくお願いします」」







大勢の大人に囲まれた撮影スタジオ


設置されたカメラの前に友梨奈ちゃんと立った







「撮影始めま〜す」







床に花や花びらが散りばめられたカットで撮影がスタート


フラッシュが炊かれる中


向き合ってしゃがんだ私たち


友梨奈ちゃんが床にあった花をこっちに向かって投げるというか、私にかかるように舞わせてきて

　





『酷い…』


平手「笑」







思わず口に出してしまった…笑








.









.









パソコンに流れてくる撮影したカットを友梨奈ちゃんと確認






平手「もろかかってる笑」


『ホント酷すぎますよ』


平手「笑」


スタッフ「これ可愛い」


「「可愛い〜」」
　




カメラマン「OKですね。次いきましょうか」


スタッフ「「はーい」」


スタッフ「じゃあ、平手さん、高橋さん衣装替えでお願いします」



「「はい」」

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