届け ページ15
Aside
.
.
.
白くて何の柄もないワンピース
それに腕を通した私は整ったのか良く分からない心を持って鏡の前に立っていた
緊張してる
そんなのを気にして考える事も今では無くなったぐらい
緊張してバクバクになるのは毎回当たり前だった
格好は女子だけど
心は僕
もう1人の自分…？なのか
違う人なのか…
スタッフ「スタンバイお願いします」
『…あ、はい』
指示が出てメンバーは会場に向かう
自分の立ち位置についてその時を待つ
今日はどんな僕が顔を覗かせるのか
何を届けられるか
誰かよりも良いパフォーマンスを
では無くて
誰かにとって良い作品を
作り上げて届けるのが
私たちの役目
それ以外は考えない
目を瞑っている主人公
僕の生きる世界で
私も生きる
スタッフ「本番、5秒前、4、3、2…」
.
.
.
.
.
届いて欲しい
誰かに
苦しむ誰かに
辛い誰かに
1人でいる誰かに
孤独でいる誰かに
もうどうしようも無いくらい
自分を責めてる人に
助けがない人に
愛情を感じない人に
心が
止まっている人に
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 240人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
苺?(プロフ) - kengo araiさん» ありがとうございます！コメントとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2020年6月6日 23時) (
レス) id: bd5d008b2a (このIDを非表示/違反報告)
kengo arai(プロフ) - ４章に突入おめでとうございます。応援しています。無理せず頑張ってください。 (2020年6月6日 23時) (レス) id: f94a0b563f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：苺 | 作成日時：2020年6月4日 8時
