俺のスカート、どこ行った？4 (ページ41)

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明智「俺達からのぶおへの、卒業証書」

そう言って、先程入り口付近に置いた手書きの卒業証書を明智は持ってくる

原田「安そうな紙」

明智「原田のぶお殿」

若林「返事は？」

原田「はいっ！」

明智「あなたは豪林館学園高等学校２年３組の発展において大きく貢献されました。
よってここに、その功績をたたえ深く感謝の意を表します。

２年３組一同より。」

その卒業証書はカラフルな色のペンでそれぞれ生徒の名前とコメントが一人一人書かれていた

原田はついに涙を流す

原田「なんなのよ…、」

『ふっ…笑』

そっぽ向いて黒板を見ながら泣き始めた原田に笑いがこぼれる

突然の涙についつい笑ってしまったのだ

明智「のぶお。
のぶおのやりたいことやったんだから、俺らのやりたいことも聞いてよ」

原田「あんた達のやりたいこと‥‥っ？」

明智は頷いてクラスメイトの方を振り返った

その目線はAの方へ

『よし、のぶお。今から死ぬ気で生きてね』

原田「…え？」

そう言ったAだけでなくクラスの生徒が原田を見てニヤニヤしている

そんなAの手には黒マスクが握られていた