俺のスカート、どこ行った？4 (ページ38)

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なんちゃって卒業式当日

提案した本人、明智と並んで歩いていたA

『高校のうちに2回やるとはね』

明智「まー良いじゃん？」

真っ青な空ってのはこういうことを言うんだ、と雲ひとつない上空を見上げた

教室に着けば本物の卒業式のように、

生徒たちの気合いが至るところの飾り付けに表れていた

『…ガチか』

若林「みんな張り切ってるね！」

明智「最後だしな！」

タイミング悪く、と言った方が良いだろう

いきなり入ってきた原田

飾りつけを見るなり、嘆いている

原田「なにこれ！すっごい飾りじゃない？！教卓ダサくない？明智でしょ～？センスなっ！」

明智「うるせぇよ！」

『そうだよね、これでガチとか言われたら私もy「おい、」っ…』

明智「調子乗ったな？」

横目でAを見て笑った明智

田中は生徒が自ら用意した卒業証書を原田に渡す

だが原田はそれを受け取った後、入り口付近に置いた

『え？』

原田「いやいやいや、あたし自分で作ってきたから。みんなの分」

ハート型の大きい紙を取り出して見せた原田

「可愛いでしょ」なんて言いながら