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東条「明智が言ってたんだよ‥‥!“人間みんな死ぬ”ってのぶおは言いそうだなって‥‥」
原田「…、A!!」
『っ、え?』
何故か廊下に居るのがバレていた
一度も顔を見せていないのに
原田「明智に言っとけぇ!
“原田のぶおは死なない、のぶおが言ってた”って!」
『‥‥じゃあ尚更だよね?学校辞めた辻褄が合わない』
部屋には入らずに入り口で原田の前に姿を表し、目を見て会話し始めた
未だに首に手がまわされ泣いている東条
原田「だから、やりたいことがあんだよ!たくさん!」
その原田に久々にキツイ目を向けたA
原田「いきなりやめたのは悪かった。
お前らがそんな気持ちでいるの知らなかったから、すまん。
でもな、男にも女にもカッコつけておかなきゃいけない時が、ちゃんとあるんだ。
次の世代に残さなきゃいけないこと、たっくさんあるんだ。
だからあいつら、女装して授業やってただろ?バトンタッチだ」
しっかりと、東条とAの目を見て原田は言った
「原田のぶおは死なない」
それをもう一度告げられ
2人は病院を後にした
『スケッチブック見てやろうかと思った』
東条「え?」
『本当に入院もやりたかったことなのか』
東条「あぁ、…笑 たしかに」
『まぁ…死ななかったら戻って来いよ、ぐらいだね言えたのは』
東条「うん」
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作者名:苺 | 作成日時:2022年6月12日 18時