俺のスカート、どこ行った？4 (ページ14)

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抱きしめられたまま明智を見上げたAは太陽の眩しさに目を細めた

明智は数秒見つめて、微笑んだあと距離を近づける

原田「はいはーい！イチャイチャはそこら辺にして」

突如聞こえた声

原田の登場により距離は一気に離れた

明智「んだよ、のぶお…。は？見てたの？」

原田「あら、だめかしら」

明智「プライバシー侵害だよ」

『笑』

慌てる明智とは正反対に笑うA

そんなAを視界に捉えた原田は微笑んで口を開いた

原田「さっ、A。無理せずに保健室行きなさい」

『はっ？』

原田「あら？聞いてない？明智が心配性だからぁ、授業遅れても休んでも良いから少し横になって欲しいって」

キョトンとした顔で明智を見る

『いやそんなことは言われてないけど』

原田「心配性の彼氏持つと大変ねぇ」

明智「うっさいわ…！」

『笑』

「じゃあ昼寝してこようかな」

と距離をとり歩き始めたA

屋上を出て行こうとする2人

明智「あ。のぶおは来るんじゃねーぞ」

原田「え、」

『笑、完全に着いてこようとしてたね』

原田「えぇあたしだってAが心配よ？良いわよね、行っても？」

『…まぁ、良いんじゃない？騒がしくしなければ』

原田「あらやだ！あたしがいつ騒がしくしたって言うの？」

明智「いつもだよ」

原田「あんたたちも負けてないくらい騒がしいじゃない！お騒がせコンビ」

原田が口うるさくしてる間に2人は去ろうとした

原田「ちょっと！」

明智「逃げろ！」

『笑』

原田「っとにもう…のんびりしてきなさい！」

『はーい！』

人柄が変わったAと明智を微笑ましく見送る原田

1人屋上に残った

原田「…、ふぅ」