俺のスカート、どこ行った？4 (ページ11)

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退院してから期間が空き、学校に来れることになったA

明智はあの日から病院に毎日通い、時には原田もやってきたが昨日無事に元の生活に戻ることが出来た

学校に来た今日は

クラスメイトに伝えなきゃいけない日

クラスメイトは未だに不登校で来ていなかったと勘違いしている

不安な仲間たちに自らの言葉で話すことになるA

原田「はいはいはい！注目ー！」

朝のHR

原田は手を叩きながら生徒を席に座らせた

何の日か分かっている東条と若林の2人は大丈夫かと不安そうに席に着いていた

着席した生徒たちを前に原田は扉の向こうに向かって「入ってきなさい」と言った

駒井「え？転校生？」

牛久保「まじ？この時期に？」

ガラッと扉が開き入ってきたのは

Aと明智

駒井「…え？」

「「「「…」」」」

一度静かになった教室内

牛久保「え…めっちゃ久しぶりじゃない？急に」

川崎「なんでこんな登場の仕方？」

堀江「A、今まで何してたの？」

不安そうな生徒たちは次々に声を出す

原田「ちゃんと自分の言葉で言いなさい」

『…』

そう告げた

その様子を見て嫌な予感がしたのかクラスメイトは息を呑む

『ここ…数ヶ月ずっと学校に来なかったのは理由があって……』

息を吸ったAを隣で不安そうに見る明智

「もしもAがヤバそうだったら明智、助けてやんなさい」と密かに原田から言われていた

『手術をしました。癌の』

「「「「……」」」」