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#夢主STORY ページ41

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家庭の問題が解決してから初の登校を迎えた明智


な、はずなのに心はモヤモヤしている










"なんか病気とか…"









父親が言った言葉が気になって仕方ない




心配と一緒に登校したい気持ちから久々にAを迎えに行こうとしていた






行かないとか言われたらどうしようか


そう考えるものの、足は止まらずにマンションへ向かう














明智「あ、…」







エントランスに辿り着く前に向こうから歩いてくるAの姿





まだこちらには気づいていないようだった



















ダルそうに少し下を見ながら歩いているから












明智「A、」









近づいてくるAに声をかけ、顔を上げた



明智を見るなり驚いたような表情に変わるもすぐに目線は逸らされる







明智「おはよ」


『…ん』







頷いて横を通り過ぎ先に歩いていく


確実に自分に用があって明智は来たと分かっているのに聞くこともせず進んでいった














明智「なぁ…、体調とか、崩してたりしてない?」


『え?…別に?』


明智「…」









私はそうは思わない


そんな風に伝えたいのか、気にしていないような返事をしてポッケに手を入れた



















原田「…ただ怒ってるだけじゃなさそうね。顔色が悪いうえに情緒不安定?気持ち悪そうに…ん〜何かしら」



若林「んー、Aさん。なんか様子がおかしいというか、、何かを隠してるようにも見えるけど」


東条「うん、俺も思う。何かを隠してるから反抗的な態度が強くなった、とか」


明智「…俺なんか出来ねえかな」










学校の屋上でお昼の時間を迎えていた明智たち




Aの話をしていた















原田「…でもその明智が見た具合悪そうなAってのは1人のときだったのよね。明智が見てたことは知らないんでしょ?」


明智「うん、知らないと思う」


原田「気を抜いたときに具合悪そうにしてる…?ん〜やっぱ分かんないわ」


東条「分かんないのかよ」


原田「なぁに!?じゃあ東条、あんた分かるの?」


東条「分かんねえよ!のぶおが探偵みたいに考えてたからでしょ」


原田「なんなのよ心開いたかと思ったらまたそんな態度ぉ!?」


東条「うるさいって」


明智「…、」


若林「…、」








わーぎゃー騒ぐ原田と東条をよそに明智は思い詰めたような表情をして一点を見つめていた

そんな明智を若林は見る

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作者名: | 作成日時:2022年3月30日 18時

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