7-11 ページ19
.
広い中庭ではなく屋上でサッカーをやっていた東条たち
何かの道具を持った原田が現れた
そして田中もいる
原田「ちょっとあんた達に聞きたいことあるんだけどさ」
東条「なに?」
原田「明智のこと」
そういうと黙り込んだ2人
持ってきた道具はタコパ用の器具だった
そのままそこでパーティーを開く原田たち
田中「暴力?」
東条「そっ。で、お母さんと新しい男ボコって。」
田中「あの人、原田先生のことめちゃくちゃ睨んでたじゃないですか!」
原田「そーなのよぉ。私も狙われてるぅ!って思って、思わず勝負下着に着替えちゃったわよぉ。ヒモの。」
田中「あの日ヒモパンだったんですか」
原田「冗談だよ」
田中「やめてくださいよぉ」
語尾にハートや音符が付きそうなトーンで会話する原田
全く場に合わない会話内容に反応もしない東条と若林は相変わらずパッとしない表情だ
若林「サッカーやめたのそれじゃないかな‥‥?」
東条「え‥‥」
若林「ちょうどお父さんがいなくなった時期でしょ?」
深刻なムードになってきた東条たち
言葉を出すのに気が引けるぐらい重い
原田「明智学校やめたの、父親に無理矢理やめさせられたみたいなの。」
東条「‥‥」
原田「あんたが仲直りしたいんだったら手伝ってあげるわよ?」
明智との間に溝ができていた東条
東条「サッカーやめたの、あいつの気分かと思ってた」
原田「違ったみたいね」
東条「謝れると‥‥いいかな」
原田「そっ。じゃ行こっか!」
頷いた東条を連れていく
219人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:苺 | 作成日時:2022年3月30日 18時