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父「そうだ…! お前たしかAちゃんと付き合ってんだよな?…えーと、Aちゃんの亡くなった父親?
ふっ笑、元社長で金持ちで。
貯金有り余ってんだって?その金で1人暮らししてんだろ、Aちゃん
そのままお前ら結婚してさ、どうにかしてもらおうよ」
明智「っ、ふざけんな!!
…そんな理由で結婚なんかしたくねぇよ…!汚ねぇことでAに近づきたくなんかねえんだよ!!」
間違っても俺だけは、
俺だけは、そんな理由や目的を持って愛する人を傷つけちゃダメ
近づいちゃダメ
明智はそう思った
なら本能のままコイツから、父親から逃げて
愛する人と普通の結婚をして、働いて
普通の家庭を持つんだ
明智はそう思い密かに決心した
だが数年経ったころ
思ってもみなかった
こんなに離れた関係になるなんて、誰も知らない
明智が父親から逃げてAと一緒に居るつもりだったのに
明智自身もAから離れてしまった数年後
父「俺か。俺がまた悪いのか!」
明智「それは父さんがっ‥‥!」
またもや怒りに火をつけてしまった会話の続き
明智はあの日と同じように抵抗もできず殴られる
倒れて力が入らなくなっても
父親は馬乗りになってまで止めなかった
もうすでに口の中は血だらけで周りも上手く見えなくて
何が何だか良く分からなかった
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作者名:苺 | 作成日時:2022年3月30日 18時