検索窓
今日:23 hit、昨日:25 hit、合計:92,960 hit

1-28 ページ28

.









若林の一件があった翌日







いつものように閉まりきっている門を上ろうと試みていたA





だが謎の音に動作は止まる

















原田「A、そんなことしなくても入れるようにいま私が助けてやるわ!!」


『…え、?』












学校前にショベルカーでやってきた原田



度が行き過ぎてると感じるが

破天荒な人は嫌いじゃないそうだ










Aは鼻で笑いながらその姿を見て結局先によじ登って入って行った











下駄箱に向かうまでのあいだ



謎の音に気づいた他の生徒たちがAの横を通り過ぎ次々に外へ出てくる






そして門を壊すあの光景見て、絶句し始めた














若林「あ、Aさん!来ないかと思ってた」











下駄箱から走って出てきた若林


相変わらず気だるそうに歩くAに声をかけて手を振りながら近づいた






その様子を明智は昇降口で寄りかかりながら見ている



















若林「まぁ、門閉まってる=遅刻だけどね」


『私の中では遅刻でも良くやったほうなの』


若林「そっか」


『マスクしないんだ』


若林「うん、もう外せたから。どう?」


『どう?って…』










面倒くさそうに若林から目を逸らす












若林「だってそもそもAさんがあれを勧めてくれなかったら僕は未だにマスクを外してないと思う」


『勧めたって…、私が自 殺しろって言ったみたいじゃん』


若林「えっ!?違うの?」


『誰が本気で死ねって言うんだよ』


若林「えぇ!?死ななくて良かった」









パタパタと小走りでAのあとを追って行く若林






その様子を明智だけではなく


東条たちも全員見ていた









昇降口に来た2人は靴を履き替える

















東条「A、おはよ!」


牛久保「はよ〜」


駒井「オザース」


『おはよ』









明智以外の3人と挨拶を交わし、用がないAはそそくさと立ち去る














東条「なんであの2人があんなに距離近いの?」


駒井「なんか関わりあった?」


明智「…」



















明智だけずっとつまらなそうにしている


昨日から







門を壊す原田を見に来たというよりはAを目当てに来たような明智




それが本当なのかどうかは本人にしか分からないが、


Aが去ってから1分後くらいに後をつけるように明智はその場を去った











東条「え、明智?」

1-29→←1-27



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
214人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

苺?(プロフ) - 風香さん» 読んでくださりありがとうございます!俺スカ、楽しんでください! (2022年2月12日 17時) (レス) id: 0f923417d2 (このIDを非表示/違反報告)
苺?(プロフ) - 橋ちゃんさん» こちらにもコメントありがとうございます!毎日更新頑張りますので、よろしくお願いします!! (2022年2月12日 17時) (レス) id: 0f923417d2 (このIDを非表示/違反報告)
風香(プロフ) - 俺スカめっちゃ好きです!今日もありがとうございます!!! (2022年2月11日 23時) (レス) id: 21c8445e23 (このIDを非表示/違反報告)
橋ちゃん - 俺スカのお話書いてくださってありがとうございます❤️嬉しいです🎵また毎日の楽しみができました〜😭感謝ですお🙇‍♀️⤵️これからも頑張ってください‼️ (2022年2月11日 20時) (レス) id: 0784958bbf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年2月11日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。