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落ちた衝撃で布を持っていた生徒や先生は真ん中に寄せられる





全身に布が覆い被さった若林が顔を出すと原田は笑った















原田「やるときはやるじゃんあんた


あんたさ、もう一度死んだみたいなもんなんだからさ、もう何も怖くないでしょ」















原田「マスク外したいんでしょ?」














今までにない優しい声で最後の一押しをするように言った原田






そうだ

最大の目的はそれ



マスクを取ること











素直に頷いた若林のマスクを原田は取る


















原田「得する顔じゃん笑」


若林「っ‥‥うるさい‥‥!」

















恥ずかしさからか、抵抗するように原田の頭に手を乗せると


思ってもみなかったカツラが取れてしまう











それに笑いが起きる

















若林「‥‥ねぇ“のぶお”って呼んでいい?」


原田「好きにしていいよ?」


若林「わかった」


原田「いい?若林、レディのスカート汚すんじゃないわよ」


若林「いや、ゲイじゃん」


原田「やかましいわ」


















立ち上がった2人はそれぞれその場を去ろうと歩き始める


他の生徒もゾロゾロと



















『…、』


若林「あ、」















いつのまにか中庭の真ん中に来ていたA

若林の目の前まで来る

















若林「ありがとう」


『なにが?』


若林「…、賭けで辞めさせる方法、考えてくれて」


『別に』


若林「屋上から叫んで飛び降りてやれって、Aさんに言われた時はびっくりしたけど。その、なんというか吹っ切れたというか」


『そう、良かったね』


若林「うん!」











まさかのこの事態は全てAが考えたものだった








原田の行動は想定外だが


若林はAに相談していたらしい



















教室へと向かい始めるAの後ろを着いていく若林
















『なんで着いてくるのよ』


若林「同じクラス…だけど」


『だからってそんな近くなくても』


若林「じゃあ隣行って良い?」


『なんなの?性格変わったわけ?』


若林「ねぇAさ〜ん!」


『嫌だ』



















随分と距離が縮まった2人をとある人物が眺めていた





さっきの会話から全て見ていたのだ



















明智「…、つまんねぇ〜」


東条「…え?」


明智「つまんない、それ消しといて」

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苺?(プロフ) - 風香さん» 読んでくださりありがとうございます!俺スカ、楽しんでください! (2022年2月12日 17時) (レス) id: 0f923417d2 (このIDを非表示/違反報告)
苺?(プロフ) - 橋ちゃんさん» こちらにもコメントありがとうございます!毎日更新頑張りますので、よろしくお願いします!! (2022年2月12日 17時) (レス) id: 0f923417d2 (このIDを非表示/違反報告)
風香(プロフ) - 俺スカめっちゃ好きです!今日もありがとうございます!!! (2022年2月11日 23時) (レス) id: 21c8445e23 (このIDを非表示/違反報告)
橋ちゃん - 俺スカのお話書いてくださってありがとうございます❤️嬉しいです🎵また毎日の楽しみができました〜😭感謝ですお🙇‍♀️⤵️これからも頑張ってください‼️ (2022年2月11日 20時) (レス) id: 0784958bbf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年2月11日 17時

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