#欅坂46 -14-

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久々に会った友梨奈






私に痩せた痩せたと言っていた友梨奈もいつのまにか痩せていた



















「じゃあ、」


















そう言ってマネージャーさんは出ていき


私と友梨奈だけの空間



















.



















平手「…、隠してたの」


『…え？』


平手「ずっと…、隠してたの」



















ポツリポツリと話し始めた












話の切り出しだけ聞いても理解はできない



















平手「…グループ離れたの、Aみたいな犠牲者を出したくなかったから」


『…犠牲者？』


平手「私が居ると、誰かが苦しくなる。私の我儘で、私の意見で、誰かが我慢して、誰かが苦しんで。」


『…』



















ベッドのそばの椅子に座り


俯き気味の友梨奈



















平手「…私が居ると、皆んなに迷惑をかける。何をやっても中心になってしまうから…、発言するとそれが皆んなの総意になっちゃう。紅白前だってAに言ったあの言葉」



















"Aも闘って"



















平手「あれがAを苦しめた。実質…、こんなふうになってるんだし」



















ぼんやりと思い出す本番前




たしかに言われたが







あれが原因じゃない













むしろ友梨奈にあれを言われて心を決めることができた






友梨奈に言われる前から出ようとしていた

















やっぱり背中を押してくれるのは友梨奈だと思った

















友梨奈のせいではない

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