立ち位置 ページ22
Aside
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「道開けてください！」
「通ります、道開けてくださーい！」
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『何が起こったのか理解できない』
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そう口で言いたくて
誰かと共感を得たかったけど
頭はハッキリと理解していた
何者かが
1番やってはいけないことをやったこと
彼女の心に深く重く傷がついたこと
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一時中止となった握手会の裏
スタッフに肩を抱き抱えられながら歩く平手の元に走る
『平手…』
平手「…」
私の声かけに振り向くこともなく
そのまま控え室へと歩いていく
真正面から何かを喰らったかのような絶望感
同じレーンに居なかったとしても何か出来たんじゃないか
彼女のために
メンバーのために
突然の事態に頭を混乱させているメンバーが忙しく歩く中、
平手に声をかけた状態で
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私は1人
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突っ立っていた
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そんな私に声をかける人は誰もいない
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苺?(プロフ) - ぬんさん» ありがとうございます！とても嬉しいです (2021年2月14日 11時) (
レス) id: bd5d008b2a (このIDを非表示/違反報告)
ぬん - すごく好き (2021年2月13日 22時) (レス) id: 681fdd54d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺 | 作成日時：2021年1月27日 20時
